長らく待ち焦がれたiPod touch 7(第7世代)がこっそりと5月28日に発売が発表されました。
ここ最近のAppleはいわゆるサイレントアップデートがトレンドなのでしょうか?
何はともあれ思わず購入してしまった訳ですが、色々な噂に翻弄されながら、約2年間も発売を待ち望んでいた私にとっては長い年月でした。
iPod touchは第5世代を持っているのですが、第6世代が発売された当時では動作は遅いながらまだ使えていたので、購入は見送っていました。
ですがさすがに購入から5年程経った頃からバッテリーはほぼ死んだ状態で、ブラウジングすらストレスを感じる様になってしまった為、常に充電しながらオーディオにつないで音楽を聴く以外、使い物にならない状態でした。
最近の噂では、大画面でゲーム機専用になるとか、touch IDやFace IDに対応するとか、ホームボタンが廃止されるなどユーザの妄想がどんどん膨らんでいましたが、全く予想とは違うものでした。
簡単に言ってしまえば、iPod touch 6のCPUとRAMが少しだけグレードアップされ、ストレージのラインナップが変更になったくらいです。
比較の表などは後述しますが、全体・画面サイズや重量、コネクタ類などは、iPod touch 5からほぼ変更はありません。
iPod touch loop(ストラップみたいな物)を取付けるパーツは第6世代から廃止になっています。
それでは商品が無事到着したので、開封して行きましょう。
iPod touch 7をいざ開封
購入した時の醍醐味と言えば、やっぱり開封ですよね。
早速同封の物やiPod touch 5との外観などの違いを見てみましょう。
箱から出したばかりで、ケースに薄いシールカバーが巻かれています。
シールカバーを外すと、iPod touch名物のアイコンシールが見えます。
ケースを開封する為のシールが上部に付いていますので、剥がしてから開けます。
下部には型番やシリアルなどが明記されています。
ちなみに今回購入したiPod touch 7は32GBのゴールドです。
同封の付属品になります。
- iPod touch(第7世代)ゴールド 32GB 本体
- Apple EarPods (有線)
- Lightning – USBケーブル
- クイックスタートガイド
Apple製品全般に言えることですが、詳しい説明書などはありません。何気にリンゴシールが同封されています。
Lightningケーブルと有線のEarPodsが付属されていますが、電源アダプタはありません。iPod touch 5の時には確か同封されていたような…。
本体外観の表側です。
本体外観の裏側。
せっかく新iPod touchを購入したので別途強化ガラスとケースも購入しました。
購入した強化ガラスフィルム。
裏面に取付方法が明記されています。
シールタイプの物よりは失敗が少なく、より頑丈に保護できると思います。
実は微妙な向きのズレと埃が気になって、何回かやり直したのは内緒です。
メーカー希望小売価格が3,980円となっていますが、アマゾンで600円くらいでした。
ケースカバーの空箱。
バックがハードなプラスティック素材でフレーム部分がソフトなTPUという作りのカバーです。
以前使っていたソフトカバーは音量スイッチや電源ボタンが押し辛かったのですが、こちらはそういった不満もありませんでした。
ケースカバーと強化ガラス装着時の表側外観。
ケースカバー装着時の裏側外観。
ゴールドとちょっと合わなかったかも。ピンクゴールドのカバーにすれば良かったとちょっと後悔。
まぁ若干重くなってしまいましたが、よく落っことすので完璧ではないですが、ひとまず安心です。
旧iPod touchとの比較
iPod touchの第5世代からほぼサイズや重量など変更ありませんが、進化の過程を比較をしてみたいと思います。
iPod touch 7 | iPod touch 6 | iPod touch 5 | |
---|---|---|---|
CPU | Apple A10 Fusion (64ビット 1.6GHz) |
Apple A8 (64ビット 1.1GHz) |
Apple A5 (32ビット 800MHz) |
メモリ | 2GB (未発表) | 1GB | 512MB |
ストレージ | 32GB / 128GB / 256GB | 16GB / 32GB / 64GB /128GB | 16GB / 32GB / 64GB |
ディスプレイ | 4インチ Retinaディスプレイ 1,136 × 640ピクセル 326ppi |
||
背面カメラ | 8Mピクセル F値2.4 | 5Mピクセル F値2.4 | |
ビデオ撮影 | 1080p HDビデオ (30fps) スローモーションビデオ対応 (120fps) |
1080p HDビデオ (30fps) | |
前面カメラ | 1.2Mピクセル 720p HDビデオ (30fps) |
||
ワイヤレス | Wi-Fi : 802.11 a/b/g/n/ac Blutooth : 4.1 |
Wi-Fi : 802.11 a/b/g/n Blutooth : 4.0 |
|
カラー | シルバー スペースグレイ ゴールド ピンク ブルー レッド |
シルバー ブラック イエロー ピンク ブルー レッド |
|
サイズ | 高さ : 123.4mm 幅 : 58.6mm 厚さ : 6.1mm |
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重量 | 88g | ||
バッテリー | 音楽再生時間 : 最大40時間 ビデオ再生時間 : 最大8時間 |
第5世代から第6世代では全体的にパワーアップした感じですが、第7世代では主にCPUなどの処理速度に関わる部分以外は、あまり変化がない印象です。
第5世代から比べると物凄い進化ですが、前モデルからだとラインナップ的にストレージ容量が16GBと64GBが廃止され、256GBが追加になった所でしょうか。
やはりこうして見ると第5世代は、現在の環境では話にならないのだけは分かります。
こちらはiPod touch第5世代とiPod touch第7世代の比較画像です。
コネクタ部分のアップです。iPod touch loop取付け部分以外は、全く一緒です。
デザインは第5世代で大きく変更になりましたが、それ以降見た目は変りませんね。
最新のiPhoneには全く太刀打ち出来ませんが、性能アップしながら88gという重量を維持しているのは正直すごいなという感想です。
使ってみた感想
これはもう第5世代とは比較にならないくらい違います。
ブラウジングにしてもゲームにしても全くストレスを感じません。
アプリの立ち上がりや再起動のスピードは段違いです。
まぁiPhoneを定期的にアップして使っている人には、当たり前な動作だと思いますが…
どんな人向きか
熱狂的なApple信者の方であれば、新商品が出れば購入する場合も多いかも知れません。
そういった方でない限りiPod touchは、Androidユーザに良いのではと思います。
最近はAndroid端末もOSも性能が上がり、iPhoneと遜色ない動作になっています。
またiPhoneと比べ、スペックもそこそこながら低価格なモデルも多い為、高額なiPhoneから乗り換えている人もいると思います。
スマホ料金も高い為「SIMフリー低価格Android端末 + MVNO」というパターンが増えてきていますからね。
昔iPhone使ってたけど今はAndroid端末で、やっぱりiOSも使ってみたいなという方にピッタリかなと勝手に思っています。
Android端末をテザリングして、iPod touchからもインターネット出来ますので。
今はiPhoneのバッテリを気にしてiPod touchとの2台持ちしなくても、大容量モバイルバッテリが充実しているので、わざわざiPhone(iPhone7以降)よりスペックが落ちるiPod touchを持つメリットが見出せません。
容量はそれほど多くないですが、モバイルバッテリの記事は下記をどうぞ。
あと挙げるとすれば「男ならガラケーだー!」という人にも、良いかなと思います。
出来れば自宅にWiFi環境があるのが理想です。外でも使いたいのであれば、データ通信のみの安価なプランで、モバイルルータを持ち歩くという事で解決できます。
このように電話とインターネットを分けたいという方にも、価格的に始めやすいと考えています。
まとめ
iPod nanoやiPod shuffleが廃止され、新作のiPod touchはもう販売されないんじゃないかというような不安の中、突然のiPod touch 7の発表に意表を突かれた人も多いと思います。
私の様にiPod touch第5世代からの買い替えは少ないかも知れませんが、第6世代でもそろそろバッテリーがヤバい事になっていると思います。
スペックの問題だけでなく、バッテリーがヘタったら使い物にならないというのが最近多すぎます。
発売前に流れていた様々な噂程のスペックではなかったiPod touch第7世代ですが、第6世代を持っている人もバッテリー交換するくらいなら、購入を視野に入れた方が良いかも知れません。
今回のiPod touch 7の魅力は何といっても、32GBのストレージならば、21,800円 (税別)という価格ではないでしょうか。
最新鋭のiPhoneからは随分とスペックは落ちてしまいますが、この価格で新品のIOS端末が手に入るというのはとてもお買い得だと感じています。
iPod touch自体はサブ的な端末ですし、個人的には256GBのストレージは必要ないと思います。すごく高くなってしまうので。
このiPod touch第7世代が何年戦えるのか分かりませんが、32GBの限界まで使っていきたいと思います。
32GBの容量が限界点に来たのと、iPod touchは販売終了らしいので「iPhone13mini」を購入しました。