iPhone13シリーズが発売され随分と時間が経ちましたが「WWDC22」の発表を受け、もう今しかないと感じて「iPhone13mini」を購入しました。
iPhoneの性能は高いですが値段は結構しますし、スペック重視でなければ比較的低価格なAndroidスマホでも同様の事は出来るので、欲しいとは思っていましたが本気でiPhoneを購入しようとは考えていませんでした。
細かい購入理由は後述しますが、やはり決め手は「WWDC22」での「MacBook Air」や「MacBook Pro」の旧モデルを含めた実質値上げです。
円安が進行する中、現時点ではリーズナブル価格で販売されている中スペックAndroidスマホであっても値上げになるかも知れないし、次期iPhoneの発売時に旧モデルとなったiPhone13シリーズであっても現行価格より高くなる可能性もないとは言えません。
将来的に暫くの間は問題なく使用できるスペックを考慮し、思い切って「iPhone13mini」を買おうと決意しました。
iPhone13miniの購入理由
- 持ち運びが便利なサイズのスマホが欲しかった
- 以前購入したipod touch7の容量に限界がきた
- iPhone14シリーズからminiがなくなるとの噂がある為
- 期待していたiPhoneSE3にお得感を感じなかった
- iPhone投げ売り期間中に購入できなかった
- 昨今の円安事情により今後値上がる可能性
持ち運びが便利なサイズのスマホが欲しかった
過去に記事にもしましたが「OCN モバイル ONE」契約時に購入した「TCL 10 Lite」は、自分にとって持ち運ぶにはちょっとかさ張るのと若干スペックに不安がある為、将来的に問題なく使えそうな小型のスマホが欲しくなりました。
OCNモバイルONEを利用中の方は引き続きサービスを継続する事が可能との事です。
コスパも良くデザインも気に入っているのですが、やはりポケットに入らないサイズがどうしても気になってしまうんですよね。
現在のスマホ市場を見ると6.5インチで180g程度だと全然平均的だとは思いますが、特に男性の皆さんはどうしてるんですかね?
常にボディーバッグとかを携帯しているのでしょうか。休日のちょっとした外出では、手ぶらでいたい私としては非常にネックです。
大画面で動画やWebサイトを見たい場合はPCかタブレットを使うので、常に携帯するスマホのサイズは出来るだけコンパクトな方が自分好みです。
以前購入したipod touch7の容量に限界がきた
こちらも購入の際に記事にしましたが、ストレージ容量が32GBしかなく限界にきてしまいました。
OSのアップデートの度にストレージ不足でエラーになってしまう為、その都度アプリやデータを削除するのが非常に面倒でした。
またバッテリー容量が元々少なく劣化具合も怪しくなってきており、データやアプリの一部を移行したいと考えていた為、別のiOS端末が必要となってきたのもiPhone購入を検討するきっかけでした。
さらにWiFi環境や自宅にいる際には、iPhoneユーザとはFaceTimeで通話していたのですが、iPhoneにすれば外出先でも気兼ねなくFaceTimeを使用できると言うのも理由の一つと言えます。
iPhone14シリーズからminiがなくなるとの噂がある為
iPhone12シリーズからラインナップに加わったminiですが、売れ行きの不調からiPhone13でも発売が危ぶまれていました。
結局iPhone13でもminiは発売されましたが、2022年9月に発売が予想されるiPhone14ではminiはラインナップから外されるとの噂があります。
あくまで噂の域ですが、iPhone14もiPhone14Proも普通サイズと大きいサイズの4種のラインナップになると言われています。
なるべくコンパクトサイズを欲している私としては、これが最後のチャンスになるかもという焦りから購入意欲が高まっていきました。
期待していたiPhoneSE3にお得感を感じなかった
iPhone12シリーズが発売されて暫くした頃、iPhoneSE第2世代が発売となりました。
その価格と性能に当時衝撃を受けた人も少なくないかと思います。
躯体自体はiPhone8と同じでデザイン的には古めかしさは隠しきれないですが、当時最新のiPhone12と遜色ない性能でありながら価格がかなり抑えられており、さらに携帯キャリア各社が契約推進の煽りセールなども頻繁にあった為、私も当時心が揺らぎ購入寸前までいきました。
購入を決意する寸前、来年iPhoneSE第3世代が発売されるとの噂を聞きつけ購入を見送りました。
もしかしたら次期「iPhoneSE3」では、サイズは変わらずベゼルが小さくなるかも、充電口がUSB-Cもありえる、ディスプレイの解像度も向上するかも、などと希望に似た妄想がどんどん膨らんでいきました。
そして今すぐ買いたい気持ちを抑え「iPhoneSE3」の発表を待っていたのです。
ところが蓋を開けてみると、第2世代からCPUなどの基本性能は上がったものの他は殆ど変更点が無く、自分の妄想が裏切られてしまいました。
価格もiPhoneSE2より若干値上げになってしまい「iPhone13mini」と総合的に比較してみて、お得感を感じる事が出来ませんでした。
決してiPhoneSE第3世代を否定している訳ではないのでご了承下さい。
そんな経緯から今まで価格が高すぎて避けてきたiPhone13シリーズへの購入を検討するようになりました。
iPhone投げ売り期間中に購入できなかった
iPhoneSE3購入を断念しかけた頃、巷ではiPhoneの投げ売りが非常に話題になっていました。
すでにiPhoneSE2やiPhone12シリーズが家電量販店でMNP契約を前提に1円販売とか、レンタル契約とか、場合によっては端末のみの購入でも半額以下など苛烈な値引き競争が起こっていました。
そんな中ついにiPhone13シリーズまでもが投げ売り対象にされているとTwitterなどで話題になっていたので、半信半疑でヤマダ電機に向かいました。
「回線契約なしでiPhone13miniが欲しいんですが…」と恐るおそる店員さんに伺ったところ、在庫は今ないがキャンペーン中なので3万ちょっとで期間内なら購入可能です!と返答されました。
「マ、マッ、マジか!噂は本当だった!」という心の動揺を抑えつつ即決で予約を行いましたが、「中々商品が入荷しないのでご了承下さい。」と一言付け加えられました。
そんな言葉はあまり気にせず「iPhone13mini」を超激安で購入出来たつもりいたのですが、2022年3月末までのキャンペーン期間中に入荷の連絡はありませんでした。
まぁまたすぐキャンペーンやるだろう(ゴールデンウィークもあるし…)と安易に考えて、多少高くなってもお得ならいいや位の気持ちで待っていました。
それからさらに待つこと2週間、ヤマダ電機から入荷の連絡がきました。
「今だとお幾らで購入出来ますか?」と尋ねた所、「10万ちょっとです。(具体的な価格を言っていましたが忘れました…)」と即答。(定価より全然高いやんけ!)
暫くキャンペーンの予定はないとの事で、泣く泣くキャンセルしました。
一度激安で購入出来たつもりでいたので、逃してしまった反動は非常に大きかったです。
昨今の円安事情により今後値上がる可能性
冒頭でもお伝えしましたが世界的な情勢の不安と円安傾向が続く日本では、今後アップル製品だけでなくスマートフォン全般で値上げが予想されます。
次期iPhone14の価格設定も今までより高めになる可能性がありますし、現行iPhone13シリーズが型落ちになっても販売当初の価格と変わらないかそれ以上の場合もあるかも知れません。
すでに食料品などは値上げされていますし、2022年6月のWWDC22で発表された「MacBook Air」や「MacBook Pro」が軒並み円換算価格で上昇しています。
このままでは今後暫くiPhone購入は難しいかも知れないと感じた為、まだ価格改定していない内に購入しようと決断しました。
iPhone13miniを少しでも安く買いたい
「iPhoneSE2」や「iPhone12mini」の投げ売りセールタイミングも逃し、期待していた「iPhoneSE3」もお買い得感を感じる事が出来ず、「iPhone13mini」を激安価格で予約するも購入できず、何とか手に入れたい衝動が日に日に高まる一方でした。
でも、でも少しでも安く手に入れたい…
MNPや新規契約ならば今でもある程度の値引きはあるものの、回線契約して高いランニングコストや契約の手間をかけたくないし、すぐに解約してブラックリスト化するもの避けたい所です。
そこで「iPhone13mini」単品で安く買えるとなると「楽天モバイル 」では128GB限定なりますが、アップルストアよりも8,000円安い78,400円(税込)で購入出来る事が分かりました(それでも高いですが…)。
楽天モバイルでiPhone13miniの128GB購入
「WWDC22」発表から2日ほど悩みましたが、ついに「楽天モバイル 」経由で購入する事に決めました。
購入したのは「iPhone13mini」128GBで色はミッドナイトです。
申し込みはしたもののお届け準備中から中々変化がありません。
申し込みから2日程経ってようやくお届け中に変化しましたが、発送完了のメールが何故か届きません。
次の日になってやっと発送完了メールが届き、おおよそ申し込みから4日目に商品が届きました。
iPhone13mini到着&開封
「iPhone13mini」のスペックなどは今更ですし、様々なサイトで他iPhoneとの比較などもあるのでそちらを参考にして頂ければと思います。
無事到着!(楽天モバイルのチラシも同封されていました。)
段ボールに張り付いていたビニールを剥がした所。段ボールにしっかり固定されているので梱包は丁寧だと感じました。
箱を開けた所。やはり開封するのはドキドキしますね。(高い買い物っていういのもあるけど…)
本体を取り出すと下に付属品類があります。
こちらが「iPhone13mini」の付属品一式です。
- iPhone本体
- USB-C⇔ライトニングケーブル
- SIMピン
- Appleシール
- ユーザーガイド
正直昔に比べてどんどん付属品が減らされているんだなぁと実感しました。
充電アダプタもイヤホンもありません。必要ならアクセサリ買え!ってことなんですかね…
毎年新機種を購入する人には邪魔ですが、初めてや偶にしか買わない人にとっては必要アクセサリは欲しい所です。
iPhone購入時のみのリーズナブル価格パッケージでアクセサリ付属の有無を選択出来ればなんて思います。
ちなみにケースやガラスフィルム、アクセサリもろもろ別途購入しました。今後欲しい商品も紹介しているので、下記をご参考にして下さい。
iPhone13mini使ってみた感想
iPhone13シリーズのスペックやレビュー情報はすでに沢山出回っていると思うので、リーズナブル価格のAndroid端末からiPhoneに乗り換えた視点で感想を述べたいと思います。
良かった点
- 持ち運びの邪魔にならないサイズ感
- ストレスを微塵も感じない操作感
- 顔認証の反応が高速
- 見やすく美しいディスプレイ
- 素人でも綺麗な写真が撮れるカメラ性能
- ある程度安心できる防水性能
やはり何と言ってもズボンのポケットや内ポケットにも入るサイズ感でしょう。
カバーやガラスフィルムを装着すると若干重さは感じますが、それでもバッグに入れず携帯出来るのはこのくらいが限界な気がします。
操作感はさすがに高スペックなだけあってヌルヌルの一言です。スマホを操作する上でストレスを全く感じさせません。
Android端末も昔に比べ劇的に操作感は向上しているようですが、iOSの指に吸いつくような操作感は個人的に心地良いです。
高スペックな機種は分かりませんがAndroid端末はタップした時の反応が良すぎて(設定で多少調整出来るようですが…)、スライド中など意図せず勝手にアプリやリンク先が開いたりする事がある為、私的にはiOSの操作感が好きです。
ちなみに購入した「iPhone13mini」でAnTuTuベンチマーク(V9.1.0)のパフォーマンスを計測した所、総合点で784,018でした。
概ね巷で言われている点数のようです。
気になっていた顔認証もすこぶる反応が良く、iOSのバージョンアップによりマスクをしていても全く問題ないです。(スライドしてホーム画面を出す手間はありますが…)
そして何と言っても画面がくっきりしていて見やすいです。
「TCL10Lite」は画質が悪い訳では決してありませんが、外出時に太陽光が眩しい場所にいると画面が見づらくなってしまう時がありました。
それに比べ「iPhone13mini」はそういったシチュエーションでも認識しやすく色鮮やかに感じました。
カメラ性能についても非常に満足しています。
私自身カメラ操作はとても疎いのですが、暗い所でも綺麗に撮れますし、光学手振れ補正の性能なのかド素人の私でも素敵な写真を撮影する事が出来ます。
防水性能についてもIP68等級であり、多少水に濡れても大丈夫な安心感があります。今まで持っていたスマホは日常防水的な性能しか無かったので、雨の日には特に気を使うことが多かったです。
ただしいくらIP68等級であっても過信は禁物だと思うので、出来る限り電子機器は濡らさない方が良いとは考えています。
良かった点からちょっと外れますが、このiPhoneでは「OCN モバイル ONE」を利用しています。2022年6月6日より「プライベートIPアドレス」が提供開始となり丁度購入タイミングが合った為、開通後に再度APN設定を仕直す手間が省けました。
以前の「グローバルIPアドレス」だとバッテリー消費が激しいと言われていた(以前使用していたTCL10Liteもバッテリーが目に見えてなくなっていた。)いましたが、「iPhone13mini」を新しいAPNにして放置している分にはバッテリー消費はかなり少ないと感じます。
ちなみにiPhoneのAPN設定用プロファイルはOCN公式サイトの「APN設定用構成プロファイル(iOS)」ページからダウンロード可能です。
またiOS端末同士のデータ移行はさすがにスムーズでした。あまりiCloudのようなネット上にデータを置くのは好きではありませんが、移行に関してはとても便利だと感じました。
Android端末とiOS端末のデータ移行も多少トラブルはあったもの、なんとか移行する事が出来ました。アドレス帳移行の際のトラブルについては別途記事にしたいと思います。
気になった点
- 未だにライトニング端子
- SDカードスロットがない
- ノッチデザイン
- マクロ撮影出来ない
これらは買う前から分かっていたことであり、iPhoneユーザであれば皆口を揃えて言う不満点かも知れません。
今後改善されればと言う個人的希望を含めて指摘していきたいと思います。
iPadシリーズなどでは、ライトニング端子からUSB-Cへと変更が進んでいるにもかかわらず、iPhoneシリーズは頑なにライトニング端子を採用し続けています。
iPhoneの為だけにライトニングケーブルやライトニング対応アクセサリの購入をしなければいけないし、そもそもUSB2.0相当で転送速度が遅いが故にPCとのデータ転送ではストレスを感じてしまいます。
ライセンスの問題とか色々あるのか分かりませんが、折角端末が高性能なのに本末転倒というのが正直な感想です。
またiPhoneシリーズ(iPadなどもそうですが…)は一貫してSDカードスロット未装着です。
SDカードリーダーなどの外部ストレージアクセサリもありますが、先ほど述べた通りその為だけにライトニング端子対応のアクセサリを別途買わなければいけない為、非常にコストもかかります。(変換アダプタという手もありますが…)
セキュリティやプライバシーなどの問題で採用しないようですが、Android端末であればアプリでもSDカードに保存できるので、何か使い勝手の良い対応が欲しい所です。
ノッチのデザインはイマイチ格好良くないというのも個人的には思います。Android端末ではピンホール式のディスプレイが当たり前の中、iPhoneは小さくなったとはいえ未だノッチデザインを採用しています。
アプリやブラウザ等には干渉しませんが、上部アイコンの表示領域が狭いのが残念です。(バッテリー容量情報はコントロールセンター呼び出しやウィジェットで解決出来ますが…)
先ほど簡単に綺麗に撮影できるカメラ性能が良い点と述べましたが、超至近距離での接写が出来ないのが少々ネックです。
というのもリーズナブル価格の「TCL10Lite」では4眼カメラでマクロ撮影も出来るので、比較的高級なiPhoneが対応していないことがちょっとショックでした。(iPhone13Proシリーズは対応していますが…)
総合的に見ればiPhoneのカメラは高性能であり、一部の機能や画素数、カメラ数などで比較出来ないかも知れません。何よりカメラ操作に疎い私にとっては、iPhoneのカメラでも必要十分な性能ではあるので、不満かと言われると微妙な所です。
まとめ
どんなゲームでも問題なく動く圧倒的スペック、そしてくっきり見やすく色鮮やかなディスプレイ、持ち運びも苦にしないサイズ感、手になじむスムーズな操作感、Apple信者という訳ではないですがやはりiPhoneはいいなぁというのが正直な感想です。
良かった点、気になった点なども述べてきましたが、衝動的とは言え頑張って購入して良かったと思います。
iPhoneにしてみたいけど買うタイミングが分からない、使ってるiPhoneが古くなってきたから新しくしたい、次期iPhoneにするかiPhone13シリーズかiPhone12シリーズか迷っているなど、今回の記事が参考になれば幸いです。
この先の円相場事情や世界情勢などは分からないので、焦って「iPhone13mini」を購入してしまいましたが、これはあくまで私の個人的な判断なのでご了承ください。
もしかしたら各キャリアや家電量販店が再び投げ売りセールを行ったり、次期iPhoneでは念願のUSB-C端子搭載になるかも知れないし、miniに変わる端末が開発される可能性も無きにしも非ずです。
ただ購入タイミングとしては私自身後悔はありませんし、2022年9月に次期iPhoneが発表された際、早めに「iPhone13mini」買っといて良かったとドヤ顔出来たらうれしいと密かに期待しています。