激しく焦げ付いたホーロー鍋をメンテナンスしてみた!ホーロー鍋についても解説!

ホーロー鍋メンテナンスキャッチ画像 料理
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皆様は普段どのような鍋を使っていらっしゃるでしょうか。

私も過去の記事で色々な鍋を紹介してきました。

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色々な用途やレシピ、作る量などにより鍋を使い分けていますが、ある時それらの鍋でお米を炊いて比較してみると100均(価格は550円ですが…)で買った板厚ペラペラのホーロー鍋で炊いたご飯が一番美味しく感じたため、鍋で炊くときはそれを使用していました。

ただし卓上サイズで2合が限界(2合でも気を抜くと溢れる)なのと、味噌汁などもこの鍋で作るのが好きなので、別のもう少し大きいサイズを買おうかと考えていました。

 

そこでAmazonなど物色…っと完全に忘れかけていたのですが、ブログで紹介してきた鍋類を購入する以前、メインで使用していた古いホーロー鍋の事を思い出しました。

この鍋一つでカレーなどを作ったり、炒め物したりと乱暴に扱っていた為、激しく焦げ付き傷の様なものが付いてしまい、機会があれば処分しようと放置していたのです。

 

どうせ処分するならとネット情報を元にダメもとでメンテナンスにチャレンジしたいと考えました。また折角なのでホーロー鍋の特徴や注意点なども合わせて記事にしてみたいと思います。

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ホーロー鍋の特徴とメリット・デメリット

まずはメンテナンスの前にホーロー鍋について解説したいと思います。
ホーロー鍋は様々な美しいデザインと優れた保温性で人気の商品です。しかし、適切なメンテナンスを行わないと焦げつきやすくなるのがネックとなります。

ここではホーロー鍋の特徴とメリット・デメリットについて詳しく解説します。

特徴

ホーロー鍋は、金属の表面にガラス質をコーティングした鍋です。

金属の板を使用したものと金属を流し込んで型を作る鋳造のものがあります。

これら素材は、以下のような特徴を持っています:

  • 保温性が高い:調理中の温度を均一に保つ為、料理が美味しく仕上がります。
  • 耐久性がある:適切な使用をすれば長持ちします。
  • デザインが豊富:カラフルでおしゃれなデザインも多く存在します。

メリット

  • お手入れが簡単:焦げ付きに気を付ければ、普通の洗剤とスポンジで簡単に洗えます。
  • 料理がおいしい:ガラス素材の為、臭い移りしにくく素材本来の味を堪能できます。
  • 健康面で安全:素材自体に有害物質を含まないため、安心して使用できる。
  • 多用途に使える:煮込み料理、揚げ物、焼き物など、様々な調理に対応可能です。(注意は必要)
炒め物や焼き物にも対応したホーロー鍋(ストウブなど)もありますが、多くのホーロー製品で推奨されない場合があるので、確認が必要です。

デメリット

  • 重い:他の鍋と比べて重量があるため、洗う時など扱いが大変です(特に鋳物製品)。
  • 割れやすい:ガラス製の為衝撃に弱く、落とすと割れてしまうことがあります。
  • 焦げ付きやすい:油少量での高温調理や長時間の加熱で焦げ付きやすいです。

ホーロー鍋の焦げの落とし方

ホーロー鍋を使用していると、どうしても焦げ付いてしてしまうことがあります。特にカレーなどを調理した後に焦げが残りやすいです。

通常は鍋に水を張って沸騰させ冷めるまで放置すれば、焦げが落ちやすくなると思います。

ここでは特に酷い焦げがホーロー鍋についてしまった場合の効果的に落とす方法を、ネットで調べた情報を元にご紹介します。

どちらも基本的な流れは一緒になります。

重曹を使った焦げ落とし

  1. 水と重曹を混ぜる:鍋に水を入れ、大さじ2〜3(鍋の大きさ水の量による)の重曹を加え混ぜます。
  2. 煮る:中火で水が沸騰するまで加熱し、その後弱火で10〜15分煮ます。
  3. 冷ます:火を止めて鍋が冷めるまで放置。
  4. スポンジでこすり落とす:食器用スポンジやメラミンスポンジで焦げをこすり落とす。
沸騰したお湯に重曹を加えると吹きこぼれる可能性があるのと、pH値が高くなるので注意が必要です。

オキシクリーンなど酸素系漂白剤を使用した焦げ落とし

  1. オキシクリーンを溶かす:鍋にお湯(60℃くらい)を入れ、オキシクリーンを大さじ1~2(鍋の大きさ水の量による)溶かす。
  2. 放置:数時間から半日放置して、焦げを柔らかくします。(30分から1時間くらいでも効果はあります!)
  3. スポンジでこすり落とす:食器用スポンジやメラミンスポンジで焦げをこすり落とす。
今回この方法で行ったのですが、思いっきり吹きこぼれました。水量はそれ程多くなかったのですがお湯を沸騰させてしまい、凄い勢いで泡が膨れ上がり火を止めても間に合いませんでした。重曹以上に泡立つので沸騰させない様十分注意した方が良いです。

ホーロー鍋の焦げ落としチャレンジ

今回は上述したオキシクリーンを使った方法を試したいと思ったのですが、100均に行ったらオキシクリーンもどきの酸素系漂白剤が売っていたので安いし試してみる事にしました。

 

オキシウォッシュ外観1

こちらが今回使用したOXI WASH(オキシウォッシュ)という商品です。

 

オキシウォッシュ外観2

鍋の焦げ落としについては特に記載はありませんが、処分予定の鍋なので試しに使っていきます。もしお試しになる場合は自己責任でお願いします!

過炭酸ナトリウムはアルカリに弱い素材やステンレス以外の金属などへの使用には注意が必要です。パッケージの注意書きを読んだりネットで「過炭酸ナトリウム 使えないもの」となどと検索し事前に調べてからお使いください。

 

傷と焦げ付いたホーロー鍋底面

ちなみに使用前の鍋はこんな感じです。この焦げの様な傷が取れたら感動ものです。

 

ホーロー鍋にオキシウォッシュ投入

先ほど紹介した手順通りやれば良かったのですが、煮込んだらより効果があるんじゃないかと錯覚し水から沸騰させてオキシウォッシュを入れたら、吹きこぼれてとんでもないことになってしまいました。皆さんも注意して下さい。

 

洗浄後のホーロー鍋底面

お試し的な事もあったので放置時間は30分程でお湯を流し、中性洗剤を使ってスポンジで擦ってみたら、想像以上に綺麗になってびっくりしました。

放置時間をもう少し長くしておけば良かったと思いましたが、放置時間30分でここまで綺麗になるのは凄いと思います。

ホーロー鍋に関する注意点

ホーロー鍋を扱う上でやってはいけない注意点があります。ここでは、ホーロー鍋を長持ちさせるために避けるべきポイントをご紹介します。

強い衝撃を与えない

ホーロー鍋はガラス質のコーティングがされている為、強い衝撃で割れてしまう危険性があります。落としたり、硬いものにぶつけたりしないよう注意しましょう。

空焚きを避ける

空焚きはホーロー鍋のコーティングを傷める要因となります。調理する前は必ず適量の水や油を入れてから火にかけましょう。

炒め物対応のホーロー鍋であっても、油は底面全体的に薄く塗った方が良いと思います。(油のある所と無い所の温度差が出るため)

金属たわしを使わない

金属たわしや研磨剤はホーロー表面のガラス質に傷つける恐れがある為、使用しないでください。焦げ付きには、食器用スポンジやメラミンスポンジ、柔らかい布を使いましょう。

IH対応と素材の選び方

最近のホーロー鍋は、IHクッキングヒーターにも対応しているものが多くあります。しかし、全てのホーロー鍋に対応しているわけではないので、購入前に確認することが重要です。

IH対応のホーロー鍋

IH対応のホーロー鍋には、底面に磁性体のプレートが埋め込まれているものもあります。ただしホーロー鍋自体に使用されている金属は磁力を通すものが多い為、IH対応と書かれていなくとも磁力に反応して加熱されるものは多いです。

対応と謳っていないものはIHの強烈な電磁力で底面が変形したりする恐れがあるので要注意です。

ホーロー鍋の危険性と安全性

ホーロー鍋の安全性についても触れておきます。特にカドミウムや鉛といった有害物質についての懸念があるかもしれません。

カドミウムや鉛の危険性

現在販売されているホーロー鍋のほとんどのケースでは、カドミウムや鉛を含まない安全な素材で作られています。しかし、古いホーロー鍋や安価な製品には注意が必要です。信頼できるメーカーからの購入を推奨します。

まとめ

今回処分しようと思っていたホーロー鍋がある程度綺麗になり、無駄な買い物せずに済みました。

以前の様な乱暴な使い方はせず、暫くこの鍋を使っていきたいと思います。

 

ホーロー鍋は、適切なメンテナンスや取り扱いを行うことで長く使用することができます。

酷い焦げ付きには重曹やオキシクリーン等酸素系漂白剤が効果的だと感じました。

また柔らかめのスポンジを使用し、強い衝撃や空焚きを避けることが大切です。

 

ホーロー鍋は特に重量がある(特に鋳造)ので、折角購入しても洗うのが面倒で使わなくなったりというような事をよく耳にします。

自分の生活スタイルを鑑み、適切なサイズや重量などを選ぶことをお勧めします。

特に炊飯やスープ類、煮込み料理などは変な雑味もなく美味しく仕上がるので、一家に一台あると便利だと思います。