小ぶりな土鍋の銀峯『花三島』雑炊鍋は一人前鍋など色々使えて便利!

花三島雑炊鍋キャッチ画像 料理
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以前「炊飯生活おすすめアイテム」の記事内で土鍋を使いご飯を炊きましたが、ちょっと微妙に小さいのでもう少し大きい鍋を探していました。

【米とぎ】炊飯生活に役立ちそうなアイテムを購入したのでレビュー!【お米保存】
炊き立てのお米を食べたいけど何かと毎日お米を炊くのは面倒ではないでしょうか。今回は面倒な炊飯を楽にしてくれる便利グッズを購入したので、レビューしてみたいと思います。

大きい土鍋(多分8号か9号くらい)はあるのですが、一人分のご飯を炊くには大きく重いので、洗うのも面倒だしもう少し手ごろなサイズがないかと模索していました。

 

出来れば下記の銀峯陶器菊花シリーズのごはん土鍋2合炊きか3合炊きが欲しいとも思っていました。

 

そんなこんなで年末掃除をしていたら、使わずに埋もれていた銀峯陶器の花三島シリーズ雑炊鍋が出てきました。

今回は奇跡的に発見した花三島の雑炊鍋をご紹介したいと思います。

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銀峯陶器とは

1932年4月三重県四日市市に熊本捨松氏が「萬古新興窯業所」として創業したのが始まりです。

その後1964年に現在の社名である「銀峯陶器株式会社」へと名称と組織を変更し現在に至っています。

 

1972年に土鍋のスタンダートとも言われる「花三島」が登場し、国産土鍋の国内トップシェアとなる萬古焼メーカーに成長しました。

その確かな品質と耐久性、技術力により国内外問わず、家庭からプロ料理人まで幅広く愛される土鍋メーカーとしての信頼を不動のものとしています。

花三島シリーズ特徴

グレーに三島柄と言われる白の花模様が特徴的な土鍋です。

ちなみに三島柄デザインの物は色々ありますが、現在よく目にする三島柄の土鍋を最初に製作したのは「銀峯陶器」らしいです。(三島柄の元は三島茶碗と言われる朝鮮半島の高麗陶器が由来と言われています)

そして鍋内側の底面には渦巻模様の美しいデザインが印象的です。

 

土鍋全体の特長となってしまいますが、他の金属製鍋に比べ非常に蓄熱性が高く、熱の通りが緩やかな為じっくり食材に火が通ります。

またセラミック製の特徴である遠赤外線放射率が80%(銀峯陶器の土鍋は他社と比べても高い放射率)があり、食材の中までしっかり火が通る為非常にジューシーな仕上がりとなります。

さらに電子レンジでの使用も可能な為(殆どの土鍋は対応していますが、一部そうでないものあるので注意)、温め直すのも非常に便利です。

 

先ほども触れましたがGINPO土鍋一番の売りは650℃という高い耐熱強度です。これは国内外の他社製土鍋と比較しても非常に高い耐熱温度となっています。

これだけ高い耐熱温度を実現しながら、GINPO土鍋には人体に悪影響を及ぼす鉛・カドミウムといった原材料を使用していない為、安心して使えるのも特徴と言えるでしょう。

雑炊鍋のサイズ感

サイズ 約幅19×縁幅17×高さ12cm(蓋込)
重量 約850g
満水容量 約950ml

 

花三島雑炊鍋箱記載容量

Amazonの情報によると上記のスペックですが、箱には0.75Lとなっています。

後ほど目止めの際に9割強程水を入れてみたら約900ml入ったので、満水容量はAmazonの情報通り950mlかと思います。

 

花三島雑炊鍋内径サイズ

こちらは持ち手を含まない縁までの幅を図ってみました。約17cmですが実際見ると意外にコンパクトです。

 

花三島雑炊鍋と6号とのサイズ比較

こちらは以前から使っていた小さめの三島鍋(多分6号)との比較で気持ち雑炊鍋(右側)の方が幅が狭めでした。

 

花三島雑炊鍋と6号との高さ比較

高さに関してはこの画像では分かり辛いかも知れませんが、実際見ると雑炊鍋(右側)の方がぷっくらしていて結構高さがあるように感じます。

土鍋の目止めについて

花三島雑炊鍋目止め1

外箱の裏面にある通り、目止めと言われる土鍋を長持ちさせる為の処理を行ってみたいと思います。

 

花三島雑炊鍋目止め2

目止めの範囲を多くしたいと思ったのが仇となり、水と片栗粉を入れ過ぎてしまいました。

水と片栗粉入れ過ぎた為中身が超ケロイド状となり、冷ました後に蓋が開かなくなりました。分量は程々が良いようです。
また今回は説明書通り片栗粉を使いましたが、小麦粉やおかゆなども良いようです。

 

花三島雑炊鍋目止め3

沸騰してきたので5,6分程弱火にして加熱し、火を止めて半日ほど放置しておきます。(画像の通り温まるとかなりケロイド状になっています)

 

花三島雑炊鍋目止め4

蓋が引っ付いてしまうトラブルもありましたが、水で濡らしながら蓋を回したら何とか取れました。

完全に鍋が冷めた状態になったら、中身をポリ袋に捨てます。(配水管が詰まる恐れがあるので、ゴミ袋に捨てたほうが良いです)

 

花三島雑炊鍋乾燥イメージ

中身の液体を捨てたら綺麗に洗い、上図の様な感じで自然乾燥しておきます。

使ってみた感想

試しに米2合を炊いてみたのですが、蓋をしたまま沸騰させると蓋の縁や穴から吹きこぼれてしまいました。

2合炊きあがった分量としては鍋サイズに丁度良いのですが、1.5合位が吹きこぼれる限界かも知れません。(それでも多少吹きこぼれるかも…)

今度2合炊く場合は沸騰するまで蓋を外して、弱火にした後蓋をして7,8分炊いてみようかと考えています。

 

サイズ感的にはとってもコンパクトで、食卓に出しても邪魔になり難いので、とても食べやすい感じです。(直火が使えるどんぶり感覚!)

がっつり一人鍋したい場合は小さすぎるかも知れませんが、ちょっと軽く鍋や味噌汁、インスタント麺を食べたいというケースでは丁度良い大きさかと思います。

まとめ

使わずに何年も放置(放置していた事も忘れていましたが…)していた「銀峯陶器 花三島 雑炊鍋」でしたが、最近土鍋にハマっているので見つかって良かったです。

お腹一杯の鍋ものをしたい時には大きい土鍋を使いますが、何せ重いので手を滑らせて割ってしまうのを気遣いながら洗うのが結構億劫です。

 

この「花三島 雑炊鍋」は非常にコンパクトで、それ程重くはないし一人が程よく食べるにはとても便利で扱いやすいです。

1L弱の満水容量からもわかる通り、がっつり具材を入れたい場合は足りませんので注意。インスタント麺一人分や味噌汁2人前位は余裕という感じです。

また深さもあるので炊飯がしやすく、気を付ければギリギリ2合炊ける(でも吹きこぼれる可能性は高い)ので、当分この鍋は炊飯専用で使って行きたいと思います。

 

炊飯を主に考えるなら炊飯専用の土鍋を買った方が良いと思いますが、私の場合折角見つけた土鍋を無駄にしたくないのと、このサイズ感がとても気に入っています。

銀峯陶器の高性能な土鍋なので暫く大事に使って行きたいと思います。