以前にプラスチックの電気ケトルが壊れた為、ステンレスのメリタ製電気ケトルを購入した記事を書きました。
今の所元気に使えてはいますが、なんか電気ケトルって突然壊れるじゃないですか?後サブ的に使える電気ケトルもあったらなぁと考えていたら、とあるスーパーのスタンプで激安購入できる電気ケトルがあった為、思わず購入してしまいました。
「Design and Style(D&S)」という聞き慣れないブランドの電気ケトルなのですが、そのデザインが好みでオールステンレス製だったのもあり、緊急に買う必要はありませんでしたが購入に踏み切りました。
今回はそんな魔が差して購入したD&Sの電気ケトルをご紹介したいと思います。
D&Sってなに?
まずはDesign and Styleというブランドは何なのかご説明したいと思います。
私も聞いた事がなく購入前は不安だったので、ECサイト等で同商品を検索してみました。
原産国が中国だったので怪しい中華メーカーの製品かと思い、いくら安くとも最初は購入を躊躇していました。
よくよく調べてみると、どうやら「日本洋食器株式会社」という会社が取り扱ってるブランドの様でした。
じゃぁ日本洋食器株式会社とはどんな所だろうと調べてみると、新潟県燕市にある会社で鍋やフライパン、キッチン家電、カトラリー等を主力に販売している日本企業だと知りました。(GoogleMapで見てみると金属加工の工場みたいです)
しかもよくAmazon等で目にする鉄フライパンの匠JAPANシリーズや煌(きらめき)シリーズ、さらには高いデザイン性と機能性を併せ持つブランドの柳宗理シリーズも取り扱う会社のようです。
柳宗理シリーズはとても評判が良く、私も気になる商品が何点かあり以前から気になっているブランドでもあります。
そんな柳宗理ブランドの修理や部品交換などのアフターサービスを行っているのも日本洋食器株式会社のようです。
また今回購入した電気ケトルのブランドでもあるDesign and Style(D&S)以外にも、KEVNHAUN(ケヴンハウン)というブランドも取り扱っています。(原産国は日本、タイの商品もありますが、キッチン家電は主に中国の様です)
ちなみに日本洋食器株式会社の親会社は「佐藤商事株式会社」という鉄鋼や金属加工、電子部品等を製造するかなり大手の企業です。
詳しくは日本洋食器株式会社のWebサイトや佐藤商事株式会社の公式ページをご参照ください。
D&S電気ケトル概要
中国製ではあるものの信頼できる日本企業の取り扱い製品という事で購入した訳ですが、電気ケトル自体はちょっとお洒落なレトロデザインでシンプル操作となっています。
交換部品なども前述した日本洋食器株式会社が請け負っているので、アフターサポートも安心かと思います。(販売終了後しばらく経つと交換部品は怪しいですが…)
さすがに日本企業が検品などをしているのか梱包もちゃんとしています。
D&S電気ケトルスペック
サイズ | 約 W212×D161×H223mm(電源プレート含む) |
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容量 | 1.2L |
重量 | 約 800g(電源プレート含む) |
カラー(品番) | レッド(DS.8694) |
消費電力 | 1200W |
電源 | AC100V 50-60Hz |
コード長 | 72cm |
原産国 | 中国 |
ケトル本体、ステンレス蓋、電源台、取扱説明書兼保証書がセット内容となっています。
D&S電気ケトルの特長
- キッチンダイニングが映えるデザイン性
- スイッチ一つの簡単操作
- 普通のやかん形状でお湯が注ぎやすい
- 蓋が完全に取り外せてメンテしやすい
- 内部がステンレス製でプラスティック臭がしない
- 1200Wの高出力で早く沸く
- 容量も1.2Lで必要十分
やはり目を引くのはちょっとレトロ感のあるデザインでしょう。
近年はトースターやジューサーなどレトロチックデザインの家電が一部で人気となっておりますが、この電気ケトルも高級感はないけどお洒落なデザインであると感じます。
複雑な機能や便利機能など盛りだくさんの電化製品というのはその分壊れやすいという印象があり、私個人的な意見ではありますが出来る限り必要最低限な機能の製品を好んでいます。
こちらの商品も液晶などはなくスイッチ一つのみの簡単操作ではあるものの、空焚き防止機能や沸騰時の自動スイッチオフなどの機能は最低限備わっています。(注意事項に空焚きは禁止と書いてあるので意図的にはやめましょう!)
ドリップコーヒーを入れるような細長い注ぎ口ではありませんが、普通のやかんの形状をしているので、比較的注ぎやすいと思います。またプラスティックの短い口がついたケトルよりも水切れは良い印象でした。
蓋は完全に取り外せるので、給水したり保管時に拭いたりといった事はやり易いのではないでしょうか。ちょっと開口部が狭いのですごくやり易いとまではいきませんが、蓋自体の内部もステンレスなので個人的には評価は高いです。
何と言っても内部がステンレスなのが良いです。(プラスチックのフィルタもありません)私は高温になった時のプラスチック臭が苦手なので、お湯などを沸かすものはステンレスかガラス製が好みです。
確かに金属臭が気になる方もいらっしゃるかも知れませんが、こちらは気になる臭いはしませんでした。
メリタの電気ケトルも1200Wですが、やはり高出力の電気ケトルは沸くのが早いです。お湯が沸くまでコーヒーやカップラーメンの準備をしている間に沸いてしまう感覚です。音も気になる程うるさくない点はグッドです。
さらに比較的大容量の1.2Lなので大変満足です。ちなみに最低容量での使用推奨は500ml以上となっています。
気になった点
- 沸騰すると本体外面がかなり熱くなる
- 外から残り容量の確認が出来ない
- 注ぎ口に蓋がないのでホコリ侵入の可能性
- 転倒湯漏れ防止等の機能はない
これはメリタの電気ケトルも同じなのですが、2重構造になっている訳ではないので外面も沸騰時はかなり熱くなります。
お子様や高齢者、ペットなどがいるご家庭では気を付けないといけないかも知れません。
こちらの電気ケトルは水位の目盛りが内部しかなく表記もMAXとMINしかない為、給水時は良いですが使いながら残り容量の確認が出来ません。細かいメモリもないので、容量を量りながら注ぐといった事も残念ながら不可能です。
注ぎ口は通常のやかんと同じく開口部に蓋等無いので、長時間出しっぱなしにしていると埃が侵入する恐れがあります。給水する際に何度か排水してあげないといけないかも知れません。
よって転倒すれば当然お湯は漏れますし、上部の蓋もロックがついている訳ではない為、ひっくり返ると確実にお湯が散乱すると思います。安全面を気にする方にはお勧め出来ない商品です。
まとめ
現在はメリタの電気ケトルをメインに使用していますが、蓋が完全に外れないのが唯一の不満点でした。
今回購入したD&S電気ケトルは蓋が完全に外れるので給水し易いですし、内部を拭いたり洗ったりするのも楽で、使い勝手は上かなと思っています。
最近は日本の大手電機メーカーの勢いが落ちたというか、特に機能もそこそこ良くてリーズナブルな中華製電化製品に押されていると感じます。(怪しいヤバい製品も多くありますが…)
そんな中、中華製でありながら信頼のおける日本企業が取り扱う(アフターサービスを含め)このような商品がこれからもっと増えていくのかも知れません。
個人的にはもう少し日本のメーカーにも頑張って欲しいと考えています。
最近は秋葉原に本拠地を置く家電メーカーのサンコー株式会社(THANKO)が気になっています。
実際購入した事ないので評価は分かりませんが、アイデア溢れる自由な発想の製品が数多くあり魅力的に感じています。
卓上おひとりさま焼き肉 「ソログリル」はいつか購入してみたいと密かに狙っています。
話は逸れましたが、もしプラスティック臭が苦手で単純な機能の電気ケトルの購入を考えているなら、D&Sの電気ケトルも検討してみては如何でしょうか。