最高に丁度いいスマホ!『Rakuten Hand』(楽天ハンド)をレビュー!

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第4のMNO楽天の勢いに押され楽天モバイルに申し込んだ訳ですが、同時購入した「Rakuten Hand」が想像以上に良かったので、レビュー記事を書きたいと思います。

 

日々大型化が進むスマホ業界において、googleの「pixel 4a」や「iPhone12 mini」など比較的コンパクトに抑えた機種も登場するようになってきました。

Palm Phone」「Unihertz Jelly Pro」「Unihertz Atom」「Rakuten mini」などの超小型なスマホもありますが、あくまで標準的スペックでのコンパクトという意味。

 

pixel 4a」(5Gじゃない方)や「iPhone SE2」が発表された際、かなり心が動かされたのですが、やはり価格がネックとなり、購入を見送りました。

その後「iPhone12 mini」が登場し、これは爆売れする?などと思いましたが、想像程の売れ行きではない様子です。(SE2発売直後のタイミングと指紋認証なしがネックになったのでしょうか…)

ただiPhoneシリーズはどれも高性能だと思いますが、日常生活で使うスマホとしては性能があり余り過ぎと個人的には思っています。

<追記>上記のような事を思っていましたが、様々な事情により「iPhone13mini」を購入してしまいました。記事は下記を参考にして下さい。

今更ながらiPhone13miniを衝動買いしちゃったけど性能もサイズ感もやっぱり最高!
iPhoneの性能は高いですが値段は結構しますし、スペック重視でなければ比較的低価格なAndroidスマホでも同様の事は出来るので、欲しいとは思っていましたが本気でiPhoneを購入しようとは思っていませんでした。ですが「WWDC22」の発表を見て、もう今しかないと感じ「iPhone13mini」の購入を決意しました。

 

そんな中「ソコソコ使えて」「価格もリーズナブル」「持ち運びしやすく」「バッテリー持ちも許容範囲」という私の要望に突き刺さるスマホ「Rakuten Hand」が登場しました。

これは買い!だと思っていたのですが、発表当時の楽天モバイルでは1年基本料無料ではあったものの、1年後には確実に2,980円のランニングコストがかかる事を考えると、購入まで至りませんでした。

 

それが「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」の衝撃発表により、私の購買意欲が抑えきれず購入してしまいました。

楽天モバイルの詳細記事は下記を参照にして下さい。

楽天モバイルを徹底解剖!?新規申し込み時の注意点とポイントを解説!
2021年1月29日楽天の三木谷氏から衝撃の発表があり、このビックウェーブに乗り遅れんとばかりに新規で楽天モバイルに申し込みをしました。大手MNO3社の格安プラン発表が出揃った所で「楽天終わった…」「無料期間過ぎたら解約祭りだ!」などど巷で囁かれていましたが、まさかのデータ使用量1GBまで基本料無料という新規プラン発表により、大番狂わせな展開となっています。

前置きはこれくらいにして「Rakuten Hand」の使い勝手をレビューしていきたいと思います。

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Rakuten Handの概要

詳細なスペックについては楽天モバイル公式サイト「Rakuten Handスペック詳細ページ 」を参考にしてみて下さい。

それでは私が感じた「Rakuten Hand」の注目点をピックアップしていきたいと思います。

特長

  • Snapdragon 720G搭載で動作サクサク
  • わずか129gの重量で持ち運びしやすい
  • バッテリー容量2750mAHだが電池持ちは良い
  • 有機ELディスプレイを採用
  • 指紋認証・顔認証両対応
  • おサイフケータイ・NFC対応
  • 防滴(IPX2)・防塵(IP5X)に対応
  • 税込2万円とお手頃価格(実質無料)

SoCに「Snapdragon 720G」採用

執筆時点のスマホ市場における性能的には中の上といった所です。

後ほどAntutuのベンチマーク結果も載せますが、普段使いなら必要十分なスペックです。

がっつり3Dのハードなゲームでもしない限り、大抵のアプリがストレスなく動作するレベルの性能だと思います。

本体重量は129gと軽量

常に持ち運びするスマートフォンは、私個人的にはこのくらいの重量が丁度良いと考えています。

服の内ポケットにしまっても邪魔になりにくいサイズですし、持っていても気になる程の重量ではないので、このサイズ感と重量は大変気に入っています。

 

ちなみに同サイズ感の他社スマホ公表重量は

  • iPhone 12 Mini(133g)
  • iPhone SE2(148g)
  • Pixel 4a(143g)

となっており、Rakuten Handが最軽量です。

2750mAHでも電池長持ち

容量的には決して多いとは言えませんが、それを感じさせない程バッテリー持ちは良いです。

サブ機として使う分には3,4日は全然持つ感じです。

 

Socを含めかなり省電力設計なのが要因かと予想しています。

メーカ公表値ですが、連続待ち受け約420時間・連続通話約18.3時間は、ガラケーからの乗り換えでも安心ではないでしょうか。

有機ELディスプレイ搭載で画面くっきり

比較的高級スマホに採用される有機ELディスプレイを採用しています。

解像度はHD+(1520×720)と高くはありませんが、有機ELだからなのかすごく発色がくっきりしていて、画面が粗いとかそんな事は一切感じませんでした。

 

最近見かけるようになったディスプレイ両サイドが湾曲したデザインとなっています。

これは賛否分かれるかも知れませんが、個人的には画面が広く見えるので悪くないと感じています。

指紋認証・顔認証両対応で使い勝手良好

このご時世だからこその指紋認証にもちろん対応しています。

Rakuten Handは顔認証も可能なので、どちらの要望も満たす事が出来ます。

 

指紋認証はディスプレイでの認証で、反応速度も上々といった印象です。

個人的には以前購入した「TCL10Lite」のような背面物理センサーの方が好みですが、ディスプレイも悪くないかもと思う程使い勝手は悪くないです。

低価格でもおサイフケータイに対応

格安SIMフリースマホでは、NFCには対応していてもFeliCa(フェリカ)は非搭載のパターンが多いので、しっかりおサイフケータイにも対応してるのは嬉しい所ではないでしょうか。

私は未だに現金主義なので電子決済を使いこなしていませんが、Suica楽天edyで買い物等利用される方は、本体がコンパクトな「Rakuten Hand」は使い勝手が良いかも知れません。

生活レベルの防水・防塵対応

思いっきり水没したり、アウトドアでハードに使うといったケースには対応できませんが、最低限の生活防水レベルはクリアしているので多少安心かと思います。

ただし防水等級のIPX2は決して高い性能ではない為、過信は禁物です。

まぁ等級うんぬんよりも、精密機械の防水・防塵はあまりあてにしてはいけないと個人的には思っています。

税込20,000円とかなりお手頃価格

今まで紹介してきた痒い所に手が届く性能でありながら、販売価格が税込2万円とかなりリーズナブルな値段に抑えられています。

しかも楽天モバイルとのセット申し込みの場合(時期によりキャンペーン内容が変更になる場合アリ)には、ポイント還元により実質0円で「Rakuten Hand」を手に入れる事が出来ます。

スマホが初めての方にもサブ機が欲しい方にも、手が出しやすいのではないでしょうか。

付属品

それでは「Rakuten Hand」の付属品類を見ていきましょう。

 

楽天モバイル配送箱

某大手ECサイトを意識したような段ボール箱で郵送されてきました。

 

楽天モバイル梱包

梱包方法も例のサイトとよく似ていますね。

 

楽天モバイル配送品

梱包を外すと本体の入った箱とスタートアップガイドやチラシが同封されています。

 

楽天ハンド箱中身

スマホにしては大きめの箱を開けた所です。まぁシンプルな作りだと思います。

 

楽天ハンド付属品一式

こちらの画像が本体と付属品一式となります。

  • Rakuten Hand本体
  • ACアダプタ(5V 2A)
  • USB(2.0) Type-C⇔Type-Aケーブル
  • 取り扱い注意説明冊子類2種

 

楽天ハンドカメラレンズ保護フィルム

写真だと分かりづらいかもしれないですが、出荷時は背面カメラのレンズに保護用フィルムが装着されています。

剥がすのを忘れたまま写真撮影すると、綺麗に撮れませんので注意して下さい。

Antutuベンチマーク

今回もベンチマークの定番である(googleストアからは外されてしまいましたが…)Antutuアプリ(V8.5.6)を使って、ベンチマークテストを行ってみました。

 

楽天ハンドAntutuベンチマーク結果

色々なサイトで「Rakuten Hand」のベンチマークを測定していますが、その中でも私の端末は結構良い数字を叩き出しました。

もしかして当たり?と思ったりしましたが、電池残量やらアプリの使用状況、ストレージ残り容量などで多少の変動はあると思いますので、あくまで大体の目安として参考にして下さい。

多少設定でバックグランドアプリを停止したり、通信制限したりしています。

 

TCL10Lite」や「iPod Touch第7世代」のベンチマークは下記記事の「TCL 10 Liteのベンチマーク」項目を参考にして下さい。

コスパに優れたお手軽スマホ『TCL 10 Lite』を1ヶ月使った感想!【スマホレビュー】
先日auからMNPで「OCN モバイル ONE」のスマホセットを申し込みました。特に端末にこだわりはなかったのですが、安かったのとカメラのデザインが気に入ったので、『TCL 10 Lite』を選びました。今回は1ヶ月使用してみた『TCL 10 Lite』の使い心地などをレビューしてみたいと思います。

Rakuten Handの特に素晴らしい点

製品特長の項目で一般的に優れた点は紹介しましたが、実際使ってみて特別感動した点を挙げてみたいと思います。

他の紹介サイトでもあまり言われてないので、是非参考にしてみて下さい。

ただし今後のアップデートで出来なくなる可能性もゼロではないのでご了承ください。

  • USBテザリングしながらWi-Fiテザリング出来る
  • Wi-Fi接続のみで他の機器をテザリング可能

USBテザリングとWi-Fiテザリング同時可能

これはすごく感動しました。

普通USBテザリング使用中にWi-Fiのテザリングなど出来ないと誰もが考えると思います。

試しにPCを「Rakuten Hand」経由でUSBテザリングしながら、設定でさらにWi-FiテザリングをONにし、iPadやiPod TouchをWi-Fi接続した所、普通に行けちゃいました。

 

最初本当かよ!と疑いましたが、同時利用出来てしまった時には、めちゃくちゃ便利と感動してしまいました。

ただしその分通信量やネットへの負担は増えるので、ご利用は計画的に!

Wi-Fi接続中に他機器をWi-Fiテザリング可能

こちらも一般的にはそんな事出来るわけないだろ!とあっけなく情弱扱いされそうではありますが、なぜか出来てしまいました。

普通は機器自体のWi-Fi接続とWi-Fiテザリングは同じモジュール?を使用するものだと思われる為、Wi-Fiテザリングは4G回線経由じゃないと無理と考えてしまうでしょう。

 

実際そういった質問の回答は、Wi-Fiしながらテザリングは不可能という回答を目にします。

しかし!!!この「Rakuten Hand」ではそれが出来てしまったのです。

 

「Rakuten Hand」の4G回線を切った状態で自宅のWi-Fiに接続し、Wi-FiテザリングをONにしてみた所、iPod TouchなどのWi-Fi専用機器が「Rakuten Hand」経由でネット接続出来ました。

これは感動を通り越して、ある意味衝撃を受けました。

 

私が調べた限り(実際紹介している所があったらすみません)これが可能だという情報は見たことがないので、Wi-Fiデザリング機器としてだけでも、この「Rakuten Hand」は買う価値があるのではと考えてしまいます。

この後気になった点なども挙げますが、そんな事はこの優れた機能の前では、本当に微々たる事です。

Rakuten Handの気になった点

  • SIMはeSIMのみの対応
  • ストレージが64GBのみ
  • 外部メモリに非対応
  • 5Gには非対応
  • 上下のベゼルが古臭い

SIMはeSIMしか対応していない

まだ日本ではeSIMはあまり一般的ではなく、楽天モバイル以外だとIIJmioワイモバイル(2021年3月17日開始)など限られた通信会社しかサービスが提供されていません。

iPhoneにも標準搭載されるようになってきたので、今後はサービス提供が増えていく傾向にあるようですが、やはり物理SIMにも対応してほしかったというのが正直な所です。

 

eSIMに関しても楽天モバイル以外だと全ての機能が使えなかったりするらしいので、やはり「Rakuten Hand」は楽天モバイル専用機と割り切った方が良いかも知れません。

ストレージ容量が64GBモデルしかない

現行モデルでは64GBのROMしかない為、容量的には心もとないです。

特にゲームなどのアプリを複数インストールすると、64GBだとすぐに圧迫してしまうでしょう。

 

動画などもスマホ本体にいつまでも保存しておくのではなく、定期的にPCやクラウドなどに保存する必要があると思います。

スペック的には大抵のゲームが遊べる性能ではありますが、ストレージ容量の問題でアプリは厳選した方が良いと思います。

外部メモリで容量を増やせない

先のストレージ容量とつながる話ですが、SDカードなど記憶媒体を追加して容量を増やせないのはかなり痛い点かなと思います。

iPhoneシリーズも同様にSDカードなどは使用できませんが、ROMを128GBや256GBなど選ぶことが可能なので、まだ多少ましと言えます。

 

多くのAndroid端末が外部メモリに対応している事を考えると「Rakuten Hand」にとってはデメリットと言わざる得ません。

残り容量が減ると端末動作などにも影響するので、常に無駄なファイルやアプリ等をクリーンにして使っていく必要があるかと思います。

5Gには対応していない

まだエリアは狭いとは言え、金額が変わらず5Gが使えるのが売りな楽天モバイルなのに、楽天専用端末と呼べる「Rakuten Hand」が5Gに対応していないのはどうかと思ったりもします。(「Rakuten BIG楽天ビッグ」は5G対応しています)

ただし未対応だからこそ税込2万に価格を抑えたとも取れるので、何とももどかしい所ではあります。

まぁ現状5Gの普及はまだまだですし、個人的には未対応でも全然問題ありませんが…

上下のベゼルデザインは好みが分かれる

現在のスマートフォンの主流はベゼル部分がかなり薄く、インカメラでさえノッチ方式からパンチホール式となってきてフルディスプレイで画面を大型化しているのがトレンドです。

「iPhone SE2020」の発売当初もスペックは賞賛されましたが、デザインは古臭いと一部言われていました。また最新式のiPhoneシリーズでもインカメラのノッチ部分が上部の通知アイコンと干渉して一部不満が出ているようです。

 

「Rakuten Hand」は有機ELの左右曲面ディスプレイと最新技術を採用しながら、上下に大きめのベゼルがあるので時代を先どっているのか、逆行しているのか微妙なデザインとなっています。

私個人的には上下のベゼルをもう少し減らして、短く小型化出来たら最高と思っています。

まとめ

楽天モバイルの加入者が急増したのもあり「Rakuten Hand」は現在売れに売れている状況です。

スマホの売り上げランキング2021年2月ではかなり上位に推移しているようです。

私はぎりぎり1月末に申し込んだので何とか2月初頭に届きましたが、現在は入荷待ちの状況でかなり待たされている人も多いでしょう。

 

多少不満点はあるものの、その人気を裏切る事なく、かなりコスパの優れた素晴らしいスマートフォンだと考えています。

現在電話やSMS、ネット検索の殆どを「Rakuten Hand」で使っているので「TCL10Lite」は待ち受け専用端末と化しています。

大画面で動画を見たい場合には「Rakuten Hand」のテザリング機能で「TCL10Lite」を利用しています。

素晴らしい点でも述べましたが「Rakuten Hand」のテザリング機能は感動の一言です。

また「OCN モバイル ONE」はWi-Fiスポット利用でかなり重宝(2021年5月で廃止になり非常に残念)しているので、これからも両刀使いで行きたいと考えています。

OCNモバイルONEは運営元のNTTレゾナントがNTTドコモと合併するに伴い、2023年6月26日をもって新規申し込み受付が終了となりました。

OCNモバイルONEを利用中の方は引き続きサービスを継続する事が可能との事です。

MNPでOCNモバイルONEに乗り換え、スマホセットが超お得!※新規申込受付終了
待ち受け専用と化したauのガラケーから、意を決してOCNモバイルONEに乗換えしました。未だにガラケーを使っている方は極々少数派となってしまいましたが、大手通信キャリアやOCNモバイルONE以外のMVNOを使ってる方にも参考になれば幸いです。