サイトやブログのアクセス解析ならgoogleアナリティクスというのがもはや定番となっていますが、いったいどのくらいの人が使いこなせているのだろうか?
かく言う私も当たり前のように運営サイトへgoogleアナリティクスを導入していますが、未だに使いこなせず、全く運営に活かしきれていないのが現状です。
確かにgoogleアナリティクスは高機能で、サイトへの負荷も少なく、カスタマイズも多彩で、使いこなせる人にとっては強力なツールかも知れません。
もっと見やすくて、操作が簡単で、無料のアクセス解析が無いかという事で、以前は色々なサイトで「QLOOK」というものを併用して使っていました。
QLOOKアクセス解析はアクセスカウンターのような小さいバナーは表示されるものの、非常に使い勝手がよく、大変重宝しておりました。
2016年9月でサービス終了してしまいましたが、その後継として「アクセス解析研究所」というサービスが開始されました。
アクセス解析研究所も使い方は簡単で、無料でも広告が表示されなくなったので、私も他運営サイトに導入しています。
アクセス解析研究所の特徴
アクセス解析研究所のホームページをご覧になって頂ければ概要は解りますが、三拍子どころか五拍子、六拍子くらい高性能な解析ツールです。
管理サイトのスピードが速い
あまり他の紹介記事では触れられていませんが、サイトの反応速度がとても早いです。
無料の解析サービスは色々ありますが、結構管理画面の反応が鈍かったりする事が多いです。
アクセス解析研究所の管理ページは、表示スピード、ログイン認証、画面の切り替えなどサクサク動くので、ストレスフリーで利用する事が出来ます。
無料なのに広告表示なし
次にタイトルでも謳っていますが、無料なのにPC・スマホサイト両方とも広告が表示されないという点です。
大抵の無料解析サービスでは広告表示されてしまうのが普通ですが、余計な広告が出ないというのはすごく良いと思います。
解析サービスの広告が毎回出ると、訪問者に警戒心を与えてしまいがちです。広告なしは非常に大きいです。
8000セッションに満たないリンクやクリック先、検索などのデータは、直近20日間まで集計されます。広告なしといっても管理画面では、広告が表示されます。これは無料利用なので仕方ない事でしょう。また管理画面に31日間ログインしないと、解析処理がストップして、自サイトにロゴマークバナーが表示されてしまいます。利用する場合には定期的にログインしなければなりません。さらに31日間、一切の解析データが取得できない場合には、作成したIDが削除されてしまいます。サイトの設定を変更した際に、何かしらのトラブルで解析できない状態のまま放置していると削除されてしまうので気をつけましょう。
一部オプションが有料プランのみの場合もありますが、殆どの機能を無料でも利用する事が可能です。
スパムなどの迷惑行為対策に優れている
サイトのアクセス数が増加してくると、何かしらの攻撃を受けたり、おかしなアクセスが増えてサーバに負担がかかったりします。
サーバの設定などが苦手な方でも、また設定変更などできない場合でも、特定ユーザや特定サイトからのアクセスを拒否したりすることが出来ます。
例えば特定サイトからの流入を食い止めたい場合や、スパム行為が認められるユーザのアクセス制限や書き込みを禁止が可能となっています。また全てではないですが訪問者のGPS情報も取得する事が出来ます。
すぐに特定できない場合でも、特定訪問者を追跡する事により、行動を把握する事も可能になっています。
これらの機能は有料解析サービスでもあまり見られないくらい充実していると思います。
相互リンク管理も出来る
相互リンク、いわゆる逆アクセスのデータを主に利用するのは、2ちゃんなどのまとめブログ系が多いかも知れません。
それ以外のブログであっても、いくつかのサイトと相互リンクしている場合であれば、流入数、流出数だけでなく、平均滞在時間やユニーク数なども分かる為とても参考になると思います。
また逆アクセスランキングのウィジェットをサイトに導入し、一定の条件をクリアする事でヘビーブロガー認定となり、無料の制約が緩和されます。
ある程度訪問者がいないと条件クリアは難しいですが、アクセストレードが多いサイトであれば、利用する価値はあると思います。
高機能なのに操作が簡単
googleアナリティクスが難しいと感じるのは、やはりメニューや操作性ではないでしょうか?
解析結果を色々カスタマイズして分析できる奥深さはありますが、もっと単純な操作で必要な情報を素早く把握したいと感じてしまうのは私だけではないと思います。
アクセス解析研究所は左サイドのメニューを順番に見ていくだけで、大抵の情報は把握できます。
また各種設定もそれほど複雑ではないので、少し慣れればある程度使いこなせるようになるかと思います。
もし導入を検討しているのであれば、ログインする事なくデモページを利用できるので、試してみるのが良いと思います。
アクセス解析研究所の登録と設定
前置きが長くなりましたが、それでは登録の流れと最初の設定について解説していきたいと思います。
登録手順
まずアクセス解析研究所公式サイトにアクセスして下さい。
登録用のメールアドレスを入力し、googleのreCAPTHER認証を行い、「無料登録」ボタンを押します。
登録メールアドレスに確認メールが送信されると、上図のようなメッセージが表示されます。
メールの受信を確認すると、上図のようなメッセージが送信されていると思うので、赤枠のURLをコピーして、ブラウザでアクセスして下さい。
ログイン用のパスワードを決め、確認の為2回入力します。
「同意する」ボタンにチェックを付けた後、「送信」ボタンをクリックします。
アクセス解析研究所では、1アカウントで複数のIDを作成する事が出来ます。
サイト毎やスマホとPCサイトを別で解析したいなど、用途でIDを使い分けるのが良いでしょう。
まずは解析するサイトのドメイン名など分かり易いものを入力し「作成」ボタンを押します。
以上で登録は完了です。
登録が完了すると、上図のような内容のメールが送信されていると思います。
初期設定と解析タグ設置
アクセス解析研究所では、解析タグさえ正しく設置できていれば、特に設定等行わないでも、解析が可能です。
一応やっておいた方が良い程度の内容です。
ログインしてIDを選択するページの下部に、登録情報を変更できる項目があります。
以前は初登録する手順の中で、生年月日と性別を入力していました。
うるう年ではない年の日付が、生年月日となっているので、もし気になるようでしたら、変更しても良いかと思います。
変更したら最後に「適用」ボタンを押して下さい。
先程作成したIDのアイコンをクリックして管理画面に入ります。
左サイドメニューから「設定」を選択します。
一番上部の項目にコンテンツ内容を申告して下さいとあるので、自身のサイトのコンテンツ内容を選択します。
項目をチェックしたら、ページ一番下までスクロールし「適用」ボタンを押します。
今度は左サイドメニューより「設定2」を選択します。
一番上部にある、自分のサイトのURL設定で、解析サイトのURLを入力します。
解析する為には、解析タグを自身のサイトに設置する必要があります。
左サイドメニューの「解析タグ」項目を選択します。
ID毎の解析タグが表示されていると思いますので、コピーして自身のサイトに貼り付けます。
JavaScriptが無効なブラウザ用にnoscriptタグを使用しているので、<body>~</body>内に設置する必要があります。
よく解析タグで<head>~</head>内に設置するものもありますが、noscriptタグは設置できないので、必ずbodyタグ内に設置しましょう。
なるべくbodyタグ内の上部に設置する方が、解析精度が上がるようです。
各種ブログの簡易的な設置方法は、管理ページから参照する事が出来ます。
WordPressであれば、ウィジェットで設置する方法と、直接ファイルに書き込む方法が記述されていますが、テーマによってはメニューから設置できる場合もあります。
まとめ
今お使いの解析ツールに満足できない場合は、一度アクセス解析研究所を試してみては如何でしょうか?
解析サービスにより多少の誤差はあるかも知れませんが、これだけ高機能で広告なしの無料サービスは他にはあまりないと思います。
googleアナリティクスと併用し、解析結果を分析・比較する事で、サイト運営に役立つかも知れません。
また複数サイトを一括管理出来るので、是非活用してみて下さい。