ブログなどに使用する画像を加工・編集したり、マニュアル作りに画面キャプチャした画像を縮小したり注釈をつけたりなど、簡単操作で使えるソフトが欲しいという要望にぴったりなのがScreenpressoというソフトウェアです。
画像編集ソフトって機能が一杯あって、メニューも多く操作を覚えるだけでも結構大変だったりします。
すこし使い方に慣れたとしても、1つの画像を編集するのにかなりの時間を費やしてしまい効率が良くありません。
簡単な画像の加工くらいなら、Windowsであればペイントでも可能ですが、もう少し見栄え良く加工してみたいと思うなら、Screenpressoを使ってみては如何でしょうか。
操作は直感的で余計な機能がなく、見栄えの良い加工も出来る優れものです。
Screenpressoのダウンロード
Screenpressoはこちらからダウンロードできます。
また日本語マニュアルはこちらになります。(最新版は英語です。)
直接ダウンロードページに飛びますので、上図のボタンをクリックしてダウンロードします。
クリックすると上図のようなポップアップが表示されますが、メール登録して最新情報の受け取りが必要ない方は、「Skip」ボタンを押せばダウンロードが開始されます。
ダウンロードされたファイルは「Screenpresso.exe」ファイルのみになります。
このファイルを使ってPCにインストールして使う方法と、インストールはせず毎回このファイルを実行してポータブル版として使う方法があります。
私はポータブル版で使いたい派なので、別ドライブに専用のフォルダを作ってこのファイルをコピーしデスクトップなどにショートカットを作成して使用します。
Screenpressoの起動
ショートカットをデスクトップに作ったら、起動してみます。
Screenpressoを実行すると上図のような画面が立ち上がります。
初回起動では「同意します」にチェックを付け、日本の旗を選び、「インストールせずに起動する」を押下します。
ポータブル版として使用する場合には、毎回この画面が表示されます。
Screenpressoの初期設定
特に設定を変更しなくても、すぐに使うことは出来ます。ただポータブル版として専用フォルダから起動する場合には設定しておいた方が良い項目があります。
起動すると画面右下に上図のようなウィンドウが表示されます。ウィンドウをアクティブにしてF11キー、もしくはウィンドウ右上のレンチマークをクリックして「設定」を選択します。
すると設定の別ウィンドウが表示されるます。それでは一般タブの項目を見ていきましょう。
ポータブル版での使用で不要な時は動作して欲しくない為、「Windows起動時に自動起動する」のチェックを私は外しています。
他のチェック項目はお好みかと思いますが、「Screenpressoの自動更新を有効にする」のチェックは有料版でないと外すことが出来ません。
次に「ワークスペースの保存先」を変更します。私の場合は、Screenpressoの実行ファイルを保存したフォルダ内にワークスペース用のフォルダを作成しておいて、こちらを指定しています。
フォルダを指定する場合には、直接フルパスを打ち込むか、右端の「…」マークをクリックしてワークスペースとして使うフォルダを指定します。
デフォルトの状態では、ユーザ毎の「ピクチャ」フォルダ内にワークスペース用のフォルダが作成されています。
新しいフォルダを指定したら、この「ピクチャ」フォルダ内の「screenpresso」フォルダは削除しましょう。
万が一「Screenpresso」をアンインストールしたい時やデータを移行させたい場合には管理が楽になると思います。
他は特に設定を弄る必要はあまりないのですが、使い勝手として「ホットキー」タブ内の設定を下図のようにしています。
私は動画撮影ではこちらのソフトは利用しない為、赤下線部分の動画関係ホットキーは無効にしています。
無効の方法は、「変更する」の右端「▼」マークをクリックして、「ホットキーはありません」を選ぶだけです。
次に「アクティブなウィンドウをキャプチャ」項目をAlt+Print ScrからCtrl+Print Scrに変更しています。
「Screenpresso」を起動中、ソフトの機能を使わないでアクティブウィンドウをキャプチャしたい時用の設定になります。
変更方法は「変更する」をクリックして、設定したいボタンを押下すれば設定完了です。
最後に「OK」ボタンを押して、設定ウィンドウを閉じます。
Screenpressoの基本操作方法
「Screenpresso」の画像編集の基本的な使い方は、2種類あります。
画面キャプチャした画像を扱う方法と画像ファイルを編集・加工する方法です。
画面キャプチャした画像の操作
まずキャプチャしたい画面をデスクトップに表示させておきます。
デスクトップ上部中央にマウスのポインターを持っていくと、上図のようなウィンドウが現れると思います。
「指定領域のスクリーンショット」ボタンを押すと十字の線が表示されます。切り取りたい場所の左上から左クリックしたままドラッグして指を離せば、領域を指定できます。
もしキャプチャをキャンセルする場合は、ドラッグする前にESCキーか右クリックを押します。
画面がキャプチャされると、自動的に右下ウィンドウのワークスペースに画像が追加されます。このワークスペース上の画像をダブルクリックする事で、画像編集の画面が開きます。
ワークスペースの画像を削除したい場合は、画像を右クリックして削除を選ぶか、DELキーで削除出来ます。CtrlキーやSHIFTキーで複数を選んで一括削除も可能です。
画像ファイルの操作
画像ファイルを「Screenpresso」で編集する場合には、一旦ワークスペースに画像がコピーされそちらを編集します。
他の画像編集ソフトと違い元の画像ファイルを編集しないので、「間違って元画像を編集上書き保存してしまった」というような事故は起きにくいと思います。
右下にある表示されるウィンドウに画像をドラッグするだけで、簡単にワークスペースへ画像がコピーされます。
この「Screenpresso」のメインウィンドウは、必要に応じて閉じたり開いたりしますが、ウィンドウを呼び出す際にいちいちタスクバーからアイコンを選択するのが億劫になります。
メインウィンドウを呼び出す際には、Win+Print Scrのショートカットで操作すると楽になります。
画像の編集・加工と保存
画像の編集ウィンドウでは、大きく分けると2つのタブメニューがあります。
まずは「メイン」のタブです。
こちらでは主に画像に注釈をつけたり、矢印や図形を挿入したり、モザイクを入れたりすることが出来ます。また「確定」ボタンでワークスペース内の画像ファイルを上書き保存します。
細かい操作方法はここでは省略しますが、とても直感的なのですぐ操作に慣れると思います。
よく使う装飾は、矢印、文字、四角図形、丸図形、しずくマーク(ぼかし)辺りでしょうか。
「Screenpresso」の優秀なところは、これらの装飾が初期状態から見栄えが良い事です。
もう一つが「画像」タブです。
こちらは画像ファイル自体の設定に関わる部分になります。
特定部分だけ抜き出す「画像の切り取り」や画像サイズを拡大・縮小できる「サイズ変更」、キャンパスサイズを変更できるボタンなどがあります。
もし画像の切り取りやサイズ変更をミスしてしまった場合には、「メイン」タブに切り替えて「取り消し」ボタンを押すことで元に戻すことも出来ます。
ここで注意事項ですが、「確定」ボタンを押して画面を閉じてしまうと、装飾のやり直しなどが再度出来なくなってしまいます。(有料版では再度編集が可能らしいです)
「確定」ボタンは全て終わって、よく確認してから押してください。
まとめ
簡単手軽に画像をキャプチャしたり加工したり出来る「Screenpresso」を紹介させて頂きました。
ここでご紹介した使い方以外にも、縦長のページなどを自動でスクロールしてキャプチャする機能や画面操作などを説明するなどに使う動画のキャプチャ機能も搭載されています。
スクロールしないとキャプチャ出来ない縦長ページのスクリーンショットを撮る場合には、ブラウザの専用プラグインなどで対応した方が、綺麗に取れると思います。
また画面動画のキャプチャも専用のソフトを使った方が使い勝手は良いかなと考えていますので、今回はあえてこれらの機能は紹介しませんでした。
やはり「Screenpresso」は、素早く、手軽に、そして直感的に画像をキャプチャしたり編集したり出来る素晴らしいソフトなので、まずは色々な画像を加工したりなどしてこれらを体感してみて下さい。