PDFファイル閲覧ソフトなら、ポータブル版で持ち運びも便利な高速軽量のSumatra PDFがベスト!

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説明書や申請書、作成した書類を電子メールで送るなど、様々な場面で利用される電子文書の定番と言えるのがPDF(Portable Document Format)ファイルです。

PDFが当たり前になり始めたころは、扱うソフトにも限りがあり、有償ソフトばかりでした。

 

Adobe社が開発元というのもあり、ファイル閲覧には無償の閲覧ソフト「Acrobat Reader(旧Adobe Reader)」を使用するのが以前は当たり前だったように記憶しています。

そのような経緯もあり、現在も「Acrobat Reader DC」でPDFファイルを閲覧している人は多いのではないでしょうか。

 

Adobe社ではPDFの作成・編集・変換・署名などを行える有償ソフトと 、閲覧・印刷が主な無償ソフトを提供しています。

Adobe純正のソフトは高性能だと思いますが機能や設定が豊富な為、重い操作に不満を感じたり、自動アップデートなどバックグラウンド動作によるパソコンへの負荷が気になってしまいます。

 

PDF変換であれば、純正には及ばないかも知れませんが、オフィスソフトやブラウザでも可能ですし、何より私の場合はPDFは閲覧する事が大半を占めます。

閲覧が主な目的であれば、出来る限り軽量でサクサクと軽快にファイルを読みたいですよね。

 

そこで今回ご紹介するのが、PDFファイルの閲覧・印刷に特化した「Sumatra PDF」というフリーソフトです。

「Sumatra PDF」は余計な機能がなく、軽量でかつ高速に動作するのでストレスフリーでPDFファイルを閲覧する事が可能です。

 

Portable版もありますので、USBで持ち運ぶ事も出来るので、私にとってはなくてはならないソフトの一つとなっています。

その他のポータブルフリーソフトのお勧めは、下記を参考にして下さい。

【2019年も現役】入れて良かったポータブル版フリーソフト10選【Windows10】
市販の優良ソフトで全て事足りるに越した事はないですが、何でも彼んでも有料の物を使っていたら、お金がいくらあっても足りません。ソフトウェアにあまりお金はかけたくないけど、「作業を効率化したい」「使い易くしたい」「動作を軽くしたい」など色々な要望があるのではないでしょうか。

それでは「Sumatra PDF」のダウンロードや設定、使い方を簡単に説明したいと思います。

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ポータブル版のダウンロード

Sumatra PDFの公式サイト」に飛びます。

 

SumatraPDFダウンロード1

PCのOS(Windows)が32bitなら上部のPortable版を、64bitならファイル名に64と書かれたリンクをクリックします。

お使いのパソコンが32bitか64bitか分からない場合は、スタートメニューを右クリックし、システムを選択。デバイス仕様項目にあるシステムの種類を確認して下さい。

 

SumatraPDFダウンロード2

ダウンロードがうまく作動しない場合は、上記ウィンドウに切り替わるので再度選択した項目をクリックして下さい。

 

ダウンロードが完了したら解凍して、任意の場所(USBやポータブルソフト専用フォルダなど)にコピーし、exeファイルのショートカットを作成しておきましょう。

フォルダ名は解凍したままだと、バージョン名も入っているので、アップデートした際ややこしくなる為、SumatraPDFという名前だけにした方が良いかも知れません。バージョン毎に使い分けることを想定した場合は、この限りではありません。

初期設定項目

初めて「Sumatra PDF」を起動すると、ポータブル版では実行ファイルと同一のフォルダ内に、セッティングファイルが作成されます。

こちらのファイルを直接書き換えることで、外観や動作など細かい設定を変更できますが、間違った値など入力すると誤動作の原因となるので、よく分からない方は触らない方が無難です。

詳細設定項目一覧

実行ファイルと同一ディレクトリにあるテキストファイルの項目一覧です。

設定テキストファイル項目説明
項目説明初期値
MainWindowBackground非ドキュメントウィンドウの背景色#80fff200
EscToExitEscキーはSumatraPDFを閉じるかどうかfalse
ReuseInstance既存のSumatraPDFプロセスを使用して常時ファイルを開くかどうかfalse
UseSysColors背景色やテキスト色にWindowsシステムカラーを使用・不使用false
RestoreSession起動時にセッションを復元する・しないtrue
FixedPageUIPDF、XPS、DjVu、PostScript UIのカスタマイズオプション
TextColorドキュメントのテキスト色#000000
BackgroundColorドキュメントの背景色#ffffff
SelectionColorテキスト選択範囲や検索の強調表示の色#f5fc0c
WindowMarginウィンドウとドキュメント間の上下左右の余白2 4 2 4
PageSpacing見開きやブックビューにおける2ページ間の水平および垂直距離4 4
EbookUI電子ブックUIのカスタマイズオプション
FontName書体の指定Georgia
FontSizeフォントのサイズ12.5
TextColorテキスト色#5f4b32
BackgroundColor背景色#fbf0d9
UseFixedPageUIPDF文書に使用されるUIを電子ブックにも使用・不使用false
ComicBookUI漫画本と画像UIのカスタマイズオプション
WindowMarginウィンドウとドキュメント間の上下左右の余白0 0 0 0
PageSpacing見開きやブックビューにおける2ページ間の水平および垂直距離4 4
CbxMangaMode漫画本をマンガモードで表示・非表示false
ChmUICHM UIのカスタマイズオプション
UseFixedPageUIPDF文書に使用されるUIをCHM文書にも使用・不使用false
ExternalViewers外部ビューアを呼び出す為のコマンドライン
ShowMenubarメニューバーを表示するかどうかtrue
ReloadModifiedDocumentsドキュメント変更で自動的にリロード有無true
FullPathInTitleタイトルバーにファイルへのフルパスを表示・非表示false
ZoomLevelsズームイン/ズームアウトレベルの順序省略(8.33~6400の範囲内)
ZoomIncrementズームステップサイズ(パーセント)0
PrinterDefaults印刷のデフォルト設定
PrintScaleスケーリングのデフォルト値shrink
ForwardSearch検索結果の表示方法のカスタマイズオプション
HighlightOffsetハイライトのオフセット値を指定0
HighlightWidthハイライト矩形の幅15
HighlightColor前方検索ハイライトの色#6581ff
HighlightPermanentハイライトをマウスクリックまで表示・非表示false
CustomScreenDPIDPIでのメイン画面解像度0
RememberStatePerDocumentドキュメントの表示設定を別々に保存する・しないtrue
UiLanguageUI言語のISOコード日本語設定ならja
ShowToolbarウィンドウ上部のツールバーを表示・非表示true
ShowFavoritesお気に入りバーを表示・非表示false
AssociateSilentlyファイルの関連付けの自動修正有無false
CheckForUpdates1日に1回の更新確認の有無true
RememberOpenedFiles開いたファイルと表示設定の記憶有無true
EnableTeXEnhancementsSyncTeX逆検索コマンドラインの表示・非表示false
DefaultDisplayModeデフォルトのページレイアウトautomatic
DefaultZoomデフォルトのズーム率fit page
WindowStateデフォルトのウィンドウ状態1
WindowPosデフォルトのウィンドウ位置状況で変動
ShowToc目次をサイドバーを表示・非表示true
SidebarDxサイドバーの幅0
TocDyサイドバーのブックマークの高さ0
ShowStartPage頻繁に読まれるドキュメントのリストを表示・非表示true
UseTabsタブでドキュメントを開くかどうかtrue
FileStates開かれたファイルに関する情報
SessionData最後のセッションの状態
TimeOfLastUpdateCheck最後に更新をチェックした時期のデータ0 0
OpenCountWeekOpenCount値の最新性を判断データ0

ドキュメントを開く事により、項目が追加されたり数値が書き込まれたりする部分については省略しています。

UIからの簡易設定

ソフトのUIから変更できる設定は限定的で全く難しくはないですが、私の個人的な設定を載せておきます。

 

SumatraPDF簡易設定

私の場合は上図の様に「タブを使う」以外のチェックは全て外しています。

必ずしも同じ設定にする必要はありませんが、閲覧履歴などのキャッシュはセキュリティ的な面から「開かれたファイルを記憶する」のチェックも外した方が無難だと思います。

ちなみに「開かれたファイルを記憶する」のチェックを外すと「ドキュメントにこれらの設定を記憶する」項目が自動的にグレイアウトされます。

 

またソフトの自動更新はせずに、定期的に手動でチェックしています。

 

SumatraPDF手動アップデート

更新の確認は、画面左上のハンバーガーメニューのヘルプから手動アップデート可能です。

操作方法

沢山のショートカットがありますが、基本十字キーあるいはマウスホイールでスクロール、十字キーもしくはCtrl + 十字キーでページ送り、Ctrl + マウスホイールでズームイン・アウトを覚えておけば十分でしょう。

欲を出すならHomeでページ先頭、Endでページ最後、Shift + F11で全画面表示(Escでモード終了)、Ctrl + Tabでタブ切替まで覚えておけば、かなり快適操作になると思います。

キーボードショートカット一覧

公式サイトの情報をもとに、日本語で表にしました。

はっきり言って全部覚える必要はないと思いますが、参考にして見て下さい。

ナビゲーション操作
j / k / 行ごとに上下スクロール
Space画面でスクロール
Shift+ Space画面をスクロールバック
n / p次/前のページ
Page Down / Page Up次/前のページ
Ctrl + / Ctrl + 次/前のページ
Alt + 戻る
Alt + 進む
Ctrl + Ggページに移動
Home最初のページへ
End最後のページへ
bブックモードでページをめくる
Ctrl + Shift + ディレクトリ内の次の文書を開く
Ctrl + Shift + ディレクトリ内の前の文書を開く

 

ドキュメント操作
Ctrl + O新しい文書を開く
Ctrl + W現在の文書を閉じる
Ctrl + F4現在の文書も閉じる
Ctrl + S名前を付けて保存
Ctrl + P印刷する
rリロードする
Ctrl + F/テキストを検索
F3Shift + F3次/前を検索
Ctrl + Qまたはqプログラムを終了
Ctrl + マウスドラッグテキストまたは画像を選択

 

表示操作
+ / ズームイン/ズームアウト
Ctrl + マウスホイールズームイン/ズームアウト
zズームモードを切り替え
c連続/非連続モードを切り替え
Ctrl + Shift + 左に回転
Ctrl + Shift + +右に回る
F12ブックマーク表示/非表示
F6ブックマーク/メインウィンドウ切り替え
Ctrl + LまたはF11プレゼンテーションモード
Ctrl + Lフルスクリーンモード
Shift + F11フルスクリーンモード
Esc全画面またはプレゼンテーションモードを終了
.プレゼンテーションモードで背景を黒
wプレゼンテーションモードで背景を白
i全画面/プレゼンテーションモードでページ情報を表示
m文書座標でカーソル位置を表示
F8ツールバーの表示/非表示
F9メニューの表示/非表示

 

タブ操作
Ctrl + Tab次のタブへ
Ctrl + Shift + Tab前のタブへ
Alt + 1タブ1に移動(数字は1~8番目までのタブを指定可能)
Alt + 9最後のタブに移動

まとめ

今回は「Sumatra PDF」について記事にして見ました。

認知度が高いソフトなのでご存知の方も多いかも知れませんが、現時点で操作性や快適性においてPDF閲覧ソフトとしては私の中でNo1です。

 

中には「PDF-XChange Viewer」を使用している方もいるかも知れません。

かく言う私も「PDF-XChange Viewer」は現在も併用しています。

「PDF-XChange Viewer」は文字や図形、注釈などの挿入、蛍光ペンでの装飾やパスワード保護等、簡易な編集にも対応している為、それらの用途では今でも重宝しています。

 

後継ソフトの「PDF-XChange Editor」は、無料での制約や若干の使いにくさから現在は使用していません。

「PDF-XChange Viewer」の開発中止が悔やまれます。

 

話は少し逸れましたが、PDFファイルの閲覧と印刷であれば、「Sumatra PDF」で必要十分でしょう。

ポータブル版でも高速動作で操作も簡単なので、誰でも扱えるソフトだと思います。