ゴルフを始めようと思ったけど何をすれば良いか分からない、ゴルフを練習してみたけど全く上手くならない、ゴルフのラウンドをしてショックで挫折したなど、ゴルフは人並みになるのが結構大変な趣味だと思います。
今回は私の趣味の一つであるゴルフについて記事にしてみたいと思います。
偉そうなこと書いていますが、調子が良くて80台くらいなのでめちゃ上手い!と言う訳ではないです。もしこれからゴルフを始める人や挫折した人がこの記事を読んで役に立てれば幸いです。
最初の敷居は高いものの、年を重ねても出来る運動として、ゴルフはとても素晴らしいと思います。
ゴルフを始めたきっかけ
子供の頃からゴルフをやるような環境でない限り、大抵の方は次のパターンで始める人が多いのではないでしょうか。
- 身近な友人がゴルフにハマっていて誘われた。
- 会社に入り同僚や上司など、会社の付き合いで始めた。
- 時間に余裕が出来たので、趣味で始めてみようと思った。
私の場合は、2番目の会社に入って付き合いで始めたのが最初のきっかけでした。
会社でコンペが開催されることになり、半強引に参加する事になったのですが、元々運動は得意な方でしたし、ちょっと練習すればいけるだろうとすごく安易に考えていました。
早速会社帰りに近くの練習場に通ったり、良さそうなクラブを探したりと準備して挑んだのですが、結果は散々でした・・・
正直スコアなど数えられない程にぶったたき、もうゴルフはやめようと心に誓いました。(汗
会社の付き合いでよくあるボーリング大会などならば、少し練習すれば迷惑かけない程度にはなると思います。
ゴルフについては、迷惑かけない程度にプレーする事すら出来なかったトラウマで、完全に一度挫折しました。
恐らく私のような体験をしてやめてしまった人も多くいるかも知れません。
そんな私が再度ゴルフをやるようになったのは、周りにゴルフ場が多い土地に引っ越したことがきっかけでした。
そのような環境ですからゴルフをやる人たちとも多く知り合いになり、暇さえあれば練習場に行くのが日課になりました。
初ラウンドのとんでもないゴルフよりはましになりましたが、よく言われるスコア100切りはとても高い壁であると改めて実感しました。
これらの経験から、どうすれば効率よくゴルフが上達していくのか、お話ししてみたいと思います。
ゴルフスイングは理論or実践?
幼い時からゴルフに親しんでいた方なら、理論よりも感覚で自然にスイングする事が出来るかも知れません。
ですが私も含め、ある程度大人になってからゴルフを始めた場合、中々感覚というのは身につきません。
よく「トラック一杯分の球を打ちまくれ!」なんて事を聞きます。
私の場合にはそれを信じて毎日のように打ち放題に通い、何度もマメが潰れるまで練習しました。
ある程度球は打てるようになったのですが、これが結果的には上達の妨げになったのではと考えています。
球には当たるけど、まっすぐ飛ばない、飛距離もばらつく、思いっきり打ってる割に飛ばないなどいくらやっても進歩がなくなったのです。
仕事やプライベートのご縁から、多くのレッスンプロの方と知り合いになり、自分のスイングを解析してもらいました。
正直初めて自分のスイングを見た時には、すごくショックを受けました。
ひたすら球を打っているときには、プロみたいなスイングしているものだと思っていましたが、とんでもなくかっこ悪い動作だったのです。
これではいくら球を打つことに慣れても、安定したショットを打つことは出来ないと実感しました。
そこでスイングを強制すべく、インドアのスクールでスイングを一から見直すことにしたのです。
これがまた結構大変で、球を打ちまくった癖がついている為、中々改善せず無理に直そうとすると全く球が打てなくなってしまいました。
要は正しい理論を理解した上で実践をしないと上達には遠回りになるという事です。
ゴルフスイングの身につけ方(フルスイング)
ゴルフスイングを解析する場合、一連の動作を次の7つポジションに分割します。
- アドレス
- バックスイング
- トップ
- ダウンスイング
- インパクト
- フォロー
- フィニッシュ
各ポジションでクラブの動きや姿勢などを確認します。
但しこれは早いゴルフスイングの動きを確認するもであって、各ポジションにこだわりすぎると、ぎこちないスイングになるどころか、イップスになる事もあります。
分割された各部分を意識するのではなく、一連の動作の中で各ポジションがおかしい原因を考えながらスムーズにスイングする事が大切だと思います。
この7つのポジションの中で最終的に一番大事なのは、何だと思いますか?
動作に入る前のアドレス(構え)なのです。
そして正しいグリップも重要です。
男性ならオーバーラッピング、女性ならインターロッキングのグリップ法でクラブを握る場合、最初はすごく違和感がありますが、それがなくなるまで慣れるようにします。
練習器具として以下のものを活用すると良いかも知れません。
スタンドミラーなどあれば、正しいアドレス(肩や手の位置、グリップの向き、前傾姿勢の角度や足の開き具合など)を家でチェックできると思います。
一見地味な練習ですが、この基礎的な事がとても重要なのです。
家の中では厳しいですが広い空間で安全な場所があれば、次のステップとしてPW(ピッチングウェッジ)を使った素振りがオススメです。
球があると当てに行くことを意識してしまうので、各ポジションの正しい姿勢を考えながら、スムーズにスイングをします。
スイング動作の細かい部分については私はレッスンプロではないので割愛しますが、すごく大雑把にいうとクラブを上げて下す動作は、体にV字を描くような感覚です。
他人のスイング動作を見るとクラブを後ろに引いているように見えるのですが、これは上半身のねじれと同時に腕を上げているのでそのように見えるのです。
野球でも横ではなく、縦に振れなんて言われるように、この縦に振り下ろす感覚が身につくと、球にすごく力が伝わるようになって、飛距離も方向性も良くなりました。
最初から球を打つのではなく、これらの地味な練習でスイングを作っていってから、練習場などでショットの練習をすると効率的だと思います。
また練習場に行く場合に球を打ちまくるのでなく、8番アイアン辺りで自前のゴムティーを用意してそれに軽く当てるように素振りを練習しつつ、たまにショットするようにします。
球代の節約にもなるし、さらに動画を撮れるデバイスがあればもっと効率的なのでオススメです。
フルショットの練習では、最初はPWか8Iで慣れるのが良いと思います。
ゴルフスイングの身につけ方(アプローチ)
フルスイングもスムーズに出来るようになり、6割くらいはそこそこの球が打てるようになったら、SW(サンドウェッジ)を使ってハーフスイングや短いアプローチショットを練習します。
出来ればこの練習の時には、広くなくても良いので、打ち放題をやっている練習場に行くと良いでしょう。
10ヤード、30ヤード、50ヤードくらいを打ち分けられるようなバックスイングの感覚を身につけます。
手加減して打つのはある意味フルショットより難しいです。なかなか芯で球をとらえられず、ふわっと浮かせるショットが出来ないかも知れません。
これについてはちょっとやそっとではうまく打ち分けて打てるようにならないのですが、球がフェースを転がるような感覚が出てきたら、かなり上達していると思います。
幼い時からゴルフをやっている方は、このアプローチはめちゃくちゃうまいです。
何よりもゴルフにおいて、アプローチが上達すると劇的にスコアが良くなります。
もちろんフルショットやパターも大事ですが、スコア的に100前後を安定して出すにはこのアプローチが一番重要だと思います。
ゴルフクラブについて
ゴルフでは道具についてこだわる事も楽しみの一つです。
各メーカーのブランドやデザイン、性能、またカスタマイズして自分に合ったクラブを探求するのはとてもワクワクします。
ある事に真剣に取り組むために、高級で高性能な道具一式を最初に揃えるなんてことがありますが、ことゴルフについてはあまり意味がありません。
正直120以上のスコアであれば、クラブの事よりしっかりしたスイングを身につけることの方が先だと思います。
ある程度上達して、100近いスコアになってきたら、フルセットの自分に合ったクラブを探すのが賢明です。
ブランドやデザインにこだわりフルセットでの購入となると、決して安い買い物ではないですし、クラブを変えたからといって劇的にスコアが良くなったりすることはほぼないでしょう。
最初の内は、SW、PW、8Iの3本あれば練習には十分ですし、もしラウンドに行くことがあればレンタルクラブという手もあります。
パターについては部屋でも練習できるので、距離感や打球音など感覚がしっくりくるものを1本持っておいた方が良いかも知れません。
もしフルセット揃えるのであれば、なるべく初心者向けの中古クラブで良いと思います。
まとめ
ゴルフは最初はとても難易度が高く、すぐにうまくなったりすることはめったに無いと思います。
始めて2年弱でシングルになった知り合いがいますが、そうゆう人は稀でしょう。
ゴルフは少しでも上達すると、後に引き返せないくらいにハマります。
ただ自分の経験上、100切るか切らないかという辺りが一番楽しかったかもしれません。
80台以下のスコアになってくると、1打の重みが大きくなるので、単純に楽しむというよりは競技思考的な感覚になってきます。それはそれで別の楽しみ方だとは思います。
言葉ばかりの説明でしたので、ニュアンスが分かりずらい所もあったかもしれませんが、一人でも多くの方が趣味としてゴルフを始めるきっかけになれば幸いです。