巷では一日一食ダイエットや健康法などと、何かと話題になっています。
そんな私も1日1食生活をするようになり、1年以上の月日が流れました。
小さい頃から食事は1日3食摂るものと教えられてきましたが、歴史的にみると明治以降くらいからの常識みたいですね。
一日一食については肯定的な意見や、全く正反対の否定的な意見も存在します。
暴飲暴食を長い事続けてきた私が、1日1食を実践してみての感想や体に起こった変化、またどのように一日一食生活になったのかを参考にして頂ければ幸いです。
1日1食になった切っ掛け
私の場合1日1食にしようと思った経緯は、ダイエットしたいとか健康になりたいなどの理由ではありませんでした。
じゃあなぜ?という事ですけど、私は極端にお腹が緩くなってしまったというのが一番の要因です。
就職してから、週3くらいで夜は外食し、お酒を飲まない日がないという自堕落な生活をしておりました。
しかも全く運動する事もなく、夜酔っぱらって帰って、寝て起きて、また会社に行くという最悪のルーチンを何年も続けていたのです。
そんな生活をしている内に、朝食をとってから電車に乗ると、急激にお腹が痛くなるようになった為、朝はなるべく食べない様になりました。
またお昼も食べた後、一服すると即座にトイレに行きたくなるようになってきたので、昼食もなるべく少な目に摂るようにしていました。
しかも常にお腹が下った状態で、いつまた急にお腹が痛くなるかもという不安で常時ストッパを携帯している日々でした。
そんな生活を送っている内、気がついて見ると1日1食の生活になっていたというのが、私のケースです。
1日1食になるまでの過程
先にも簡単に述べましたが、私がどのような段階を経て、1日1食になったのかを書いてみたいと思います。
初期の食生活
朝:パンとコーヒー、納豆ご飯とみそ汁など
昼:お弁当とカップラーメン、牛丼、ファミレスなど
夜:週3程度居酒屋もしくはつまみ類を買って自宅で晩酌
第二段階
朝:なし
昼:初期と変わらず
夜:初期と変わらず
第三段階
朝:なし
昼:おにぎりとカップラーメン、蕎麦など
夜:初期と変わらず
第四段階(ここから1日1食)
朝:なし
昼:なし(基本なしですが、誘われた場合はとります)
夜:初期と変わらず
現在
朝:なし
昼:なし(基本なしですが、誘われた場合はとります)
夜:外食は週1ペース、食事多めの酒の量を減らす
1日1食にしてからの体の変化
1年以上続けて体にどのような影響があったのかを、体験を通して語ってみます。
後述しますが多少便秘気味になったり、やたら喉が渇いたりするので「ダイエットの最終兵器!重ね発酵ハーブ茶」のようなオーガニックの健康茶を常備して飲んでいれば、よりダイエットなどに効果があるかも知れません。
確実に痩せた
長年の食生活の乱れで、お腹が少しポッコリして、20代前半の時より10kg以上増えていました。
1日1食を続けてみた結果、いつの間にか昔の体重に戻っていました。
私は身長176cmなんですが、以前は76kgあった体重が、現在は64kg程度です。
痩せたというより、新陳代謝の活発だった時期のベスト体重に戻ったと言った方が良いかも知れません。
生活習慣で体重が増加してしまったというケースには、効果は絶大だと個人的には思います。
日中に眠くならなくなった
夜に飲み歩く事も少なくなって、ゆっくり睡眠をとっているのもありますが、比較的昼間に眠くなる事がなくなりました。
もちろん昼食を摂っていないのも、かなり大きい要因ですが、頭がスッキリした状態でいられます。
以前は昼食後20分くらい仮眠しないと駄目なくらい眠くなっていました。
お腹の緩みが解消された
切っ掛けにもなった、常時下痢気味な状態がかなり解消されました。
本当トラウマになっていましたので、私にとってはかなり大きい変化でした。
ただ1日1食の生活をしていく中で、紙巻タバコを電子タバコやヴェポライザーに変え、1日の本数も激減したというのも、要因の一つかも知れません。
一番ひどい時は、タバコを吸う度にお腹が痛くなっていたので、両方の効果なのか今は快適に過ごしています。
水分摂取量が増えた
現在は1日1食に慣れてしまったので、お腹が空く事は夕方以降しかあまりないのですが、朝から夕方まで結構お茶を飲みたくなります。
1日中頻繁に麦茶やウーロン茶を飲んでいるので、トイレ(小)の回数は増えたと思います。
集中力が持続する気がする
昼に眠くなりにくい事とも被りますが、何となく脳がスッキリしているので、集中し易い気がします。
慣れてくるとお腹が減ったという実感はあまりないのですが、空腹のメカニズムが、脳を活性化する要因ともいわれるので、作業の効率が上がったように思います。
お酒に弱くなった
年齢的な可能性もありますが、お酒はかなり弱くなった感じがします。
暴飲暴食していただけに、平均的な人よりはお酒は飲める方でしたが、現在はちょっと飲んでも酔いが回るので、酒の量は激減しました。
結果的に健康的で、お金の節約にもなるので良かったと思います。
1日1食のメリット・デメリット
上記と内容が重複する部分もありますが、私の経験上でのメリット・デメリットをまとめてみます。
メリット
- ベスト体重になる(太った人は確実に痩せる)
- お腹の調子が良くなる(緩い人は特に)
- 快適な睡眠がとれる
- 集中力が持続し易い
- 食費がかなり節約になる
- 悪い生活習慣の改善に繋がる
- 時間的な余裕が出来る
デメリット
- 付き合いが減る
- 栄養を考えないと体調が悪くなる
- 風邪をひきやすくなった気がする
- お酒が弱くなる
- 水分補給が増え、トイレの回数が増える
1日1食の危険性
ネット上では1日1食にすると危険だとか、意味がない、空腹は体に良くないなどの意見もあります。
確かに食生活を夕食1回とする場合、その夕食すらも栄養のバランスが悪く、簡単なもので済ませたりを続ければ、体調に悪影響はあると思います。
私には栄養学の知識などありませんが、今日はこれを食べたい!と体が要求しているものを正直に摂取している限りは、あまり体調不良などは起きていません。
私の場合、気が付いたら1日1食になっていたので、付き合いで昼食を食べなければいけない時は、軽く摂る事もありますし、何となく小腹がすいた時には、おかき類を食べる事も少ないですがあります。
無理に空腹を我慢する事で、ストレスになってしまっては元も子もないので、自分の体と相談しながら、実践する事をお勧めします。
どのような人にお勧めか
実体験からの私の独断と偏見も入りますが、どの様な人に向いているのか、また向いていないのかを考えてみたいと思います。
お勧め出来る人
日々の仕事に追われ、あまり運動する機会がなく、若い時よりかなり体重が増えてきてしまったという方には、実践してみる価値はあると思います。
また暴飲暴食で体調不良気味な方も、1日1食にすれば確実に生活習慣が変わるので、お勧め出来ると言えます。
お勧め出来ない人
成長期の子供や妊婦の方、栄養失調や持病などをお持ちの方は、言わなくても分かると思いますがお勧めは出来ません。
また何としてもダイエットしたいという方が、ストレスを溜めながら、無理やり食事制限を行うと、その反動で余計食べてしまうという事も起きるので、あまりお勧め出来ないかも知れません。
なるべく自然に1日1食になるのが理想なので、無理やりは厳禁です。
あと便秘気味の方にもあまり向かないと思います。トイレ(大)の回数は減るので、元から回数が少ない人はもっと減る可能性があるからです。
無理やりではなくこういったお茶を飲みながら、少しずつ食事制限をし、体調に無理なくダイエットする方法もあります。
まとめ
以上私の経験を元に1日1食についての感想などを書いてみました。
あくまで私の実体験なので、色々な噂や他の人の体験談などとは異なっている場合もある事をご了承ください。
噂として若返るなどありますが、私は昔から童顔な方で、年齢より若く見られる為、真意は分かりません。
1日1食は急に実践しようとすると、かなり辛いと思いますので、少しずつ量と回数を減らして、無理のないように、行うのがコツです。
大体1週間もすると体が慣れてくるので、夕食だけで十分満足感を得られます。
またその一日一回の食事が、どこか楽しみになったりもするので、実践を継続して良かったというのが正直な感想です。