料理や調理グッズなどをご紹介する記事を過去に書いてきましたが、基本的に私はズボラなので料理は好きですが後片付けは大の苦手です。
野菜炒めやカレー、パスタなどのような調理を必要とするものは、やる気がある時に多めに作って保存しています。
でも偶に焼き魚が無性に食べたくなるんですよね。
ガスレンジの魚焼きグリルは後片付けが大変だし、単純に塩をかけて魚を焼きたいが為にフライパンでクッキングシートをひいて焼くのも虚無の時はかなり面倒臭くて、食べたいけどスーパーで魚の切り身を買うのを躊躇っていました。
あと調理法にもよりますが焼いた後の魚の臭いも気になるので、つい敬遠してしまうのもあります。
そんな中最近何かと話題な電子レンジ調理器具に似た商品で、結構リーズナブル価格だったので物は試しで購入してみました。
今回は電子レンジで魚や肉を焼くことが可能なTO-PLAN(東京企画)から販売されている「レンジで焼ケール」という商品をご紹介したいと思います。
電子レンジで魚や肉の調理方法
干物などであれば一瞬水に濡らしてキッチンペーパーで包み、陶器の皿においてチンする技もありますが、何かしらのアイテムを使った方法を挙げてみたいと思います。
100均のレンジ調理器
安く済ませるとすれば、レンジ調理可能な100均で売っているシリコン製のプレートやトレーがお得ではあります。
しかし電子レンジのマイクロ波で水分を加熱するだけなので、魚などに火は入ると思いますが焼目が付いたりすることは無いと思います。
個人的な意見ですが、プラスティックとかシリコン材質のものを高温度で加熱すると、何となく食材に臭いとか味が移る気がしてしまうんですよねー。
そういった事を気にせず安く済ますなら一つの選択肢ではないでしょうか。
魚焼きシート
100均やドラッグストアなどで売っている魚焼きシートも比較的リーズナブルかと思います。
こちらはマイクロ波でシートが発熱するので、魚焼きシートと言われるだけあり焼目が付きます。
ただし焼かれる魚が密閉される訳ではないので、魚から水蒸気がたくさん出て電子レンジに臭いが充満してしまい掃除が面倒かも知れません。
あと魚から水分が抜けてしまう為、ふっくらした仕上がりには向かないと思います。
無理すれば複数回使用出来る(そういった商品もある)かも知れませんが、基本使い捨てなのでたまーにしか魚を焼かないという方には良いのではないでしょうか。
セラミックや陶器製プレート
陶器製のものは電子レンジはもちろん直火やオーブンにも対応している製品が多くあります。(下記紹介商品は電子レンジ専用の様です)
プレート部分に特殊な加工がしてある製品の場合、魚や肉に多少焼目を付ける事が可能なようです。
またセラミックや磁器の特性として遠赤外線を発生するので、魚などにじっくり火が入り蓋があるタイプではふっくらとした仕上がりになるのも良い点です。
重量は重めで割れたり容器が熱くなったりするのには注意が必要かと思われます。
製品にもよりますが電子レンジだけでなく直火やオーブン、グリルなどにも対応(ダメな商品もあるので注意!)している場合もあり、比較的リーズナブル価格帯の商品が多い印象です。
発熱板が入ったレンジ専用調理器具
本体底面に特殊な発熱板が入っており、電子レンジのマイクロ波を浴びる事でかなりな高温となり、プレートが熱せられる仕組みの調理器具です。
蓋で密閉することで直接食材にマイクロ波が当たりにくい製品もあり、主にプレートからの熱で焼ける仕組みで魚や肉に焼目が付くようです。
蓋があることで蒸発した水分により食材が蒸された状態になるので、ふっくらとした仕上がりとなります。
プレート部分はフッ素やセラミック加工された製品も多いので、手入れが楽というのも特徴です。
ただし電子レンジ専用の為それ以外の調理方法には対応しておらず、価格も少々高めではあります。
今回ご紹介する商品はこちらのタイプとなります。
購入した電子レンジ調理器
前置きは長くなりましたが、こちらが今回購入した「レンジで焼ケール 角形」です。
某テレビショッピングで紹介されている製品と構造は似ていますが、価格は半額以下だったので思わずAmazonでポチってしまいました。
購入したのは角形ですが、少し大き目の丸型もあるようです。
蓋の周りにシリコンゴムがある為、蓋をすると密閉される感じがあります。
また掴む部分や蓋つまみにもシリコンカバーがあるので、本体が多少熱くなっても鍋つかみ無しに持てそうではあります。
しかも思ったより軽いので洗うのが楽そうです!
ちなみに蓋のシリコンゴムは簡単に外す事ができます。ただ洗うたびに外すのはちょっと面倒な所はあります。
底面には足が付いているので、熱くなっても鍋敷きは使わずそのままテーブルに置く事が可能です。
本体説明書は紙ペラ一枚なので、参考程度のレシピしかないのがちょっと残念でした。(光の反射で見づらくてゴメンナサイ!)
電子レンジ調理器の使い方
取扱説明書のレシピを参考にして実際に調理してみました。
説明書によると必ず付属の蓋をして調理しなければならない様です。
食材により薄く油を引いた方が良い場合もありますが、揚げ物や天ぷらなど油を溜めた調理は不可です。
本体内側はフッ素コーティングの為、フライパン等でも同様ですが金属たわしやクレンザーは使用厳禁です。
また業務用など高出力1000W以上でのレンジ使用は出来ない様です。
この商品に関しては付け置き洗いや食洗器に対応しているようです。
鮭の切り身を調理してみた
早速ですが鮭の切り身を買ってきたので、焼いてみたいと思います。
700Wで3分(ちょっと多め)片面を焼いてひっくり返したところです。
焼けた部分が剥がれてしまいましたが、いい感じで焼けてるっぽい。
再度700Wで1分チンしました。
もう少し焦げ目がついた方が私好みですが、初めてなのでこのくらいにしておきました。
焼けて張り付いた部分は、フッ素加工なので簡単に剥がれました。
食べた感想はふっくらしていて味はまぁ悪くないという印象でした。
っというのも好みの問題かもしれませんが、焼鮭はバリっとしていて結構焦げているのが私好みなので、ふっくらしすぎかなという感じです。
この仕上がり的に鯖の切り身や鯵の干物なんかは良さそうなので、今度試してみたいと思います。
ちなみに電子レンジ庫内に臭いが充満しないか心配でしたが、蓋に穴は開いているものの、今回私が試した限りでは気になる程臭いはこもっていませんでした。
豚のロースを焼いてみた
今度はプレートに薄く油をひいて、豚肉に塩コショウしてみました。
レンジ700Wで4分半加熱しひっくり返し見ましたが、多少焼目が付き肉汁も出ています。(もう少し長くて良かったかも…)
ちょっと寂しかったのでカット野菜を入れ、適当にしょうゆ、みりん、酒、おろし生姜を混ぜた特製たれをかけた所です。さらに2分程加熱したいと思います。
完成!
電子レンジだけでこんな簡単に調理できるってすごい便利だと感動しました。
蒸しながら焼くので豚肉もすごく柔らかく野菜もシャキシャキな仕上がりで味も最高でした。
蒸すと焼くを同時にやる事でふっくらジューシーな仕上がりにしたい料理には、下手にフライパンで焼くよりいいかも知れないと感じました。
まとめ
本体や蓋部分は金属製の為、電子レンジ使用で大丈夫かと心配しましたが、電子レンジ専用調理器具なので当たり前ですが問題ありませんでした。
今回700Wの出力高目な電子レンジで試しましたが、レシピの目安加熱時間だと若干足りない印象を受けました。(家の電子レンジがボロいだけかも知れませんが…)
こればっかりは何度か試してみる事で、自分が使用しているレンジにあった時間が分かってくると思います。
実際使用してみて良かった点は…
【気に入った点】
- 焼き魚が手間なく簡単に調理できる
- 直火ほどではないが、多少焼目も付く
- 蓋をした調理の為、仕上がりがふっくらしている
- 様々な料理が電子レンジ一つで出来て便利
- 調理中はほったらかしに出来る
- 調理の時間短縮になる
- 後片付けや洗うのも比較的簡単
- 食洗器や付け置き洗いも可能
逆に気になった点を挙げると…
【気になった点】
- 詳細なレシピ本が付属していない
- ワット数や目安時間など慣れが必要
- 蓋のシリコンゴムの耐久性が心配
- コーティングがある為、扱いに気を遣う
と色々述べてきましたが、今回購入したTO-PLAN(東京企画)の「レンジで焼ケール角型」は値段的にも正直大満足です。
Amazon(楽天やヨドバシなどでも取り扱いがあるっぽい)は価格が良く変動するので、安くなったタイミングであれば、「買い!」な商品だと思います。
特に角形タイプは独り暮らしや火を使うのに不安なお年寄りの方など持っておいて損はないと思うし値段もお手頃なので、是非検討してみては如何でしょうか。