ちょっと料理にハマるとキッチングッズって色々欲しくなってしまいますよね!
そんな料理グッズの中でも特に包丁への興味を持たない人はいないのではないでしょうか。
一口に包丁と言っても牛刀や三徳包丁、ペティナイフ、パン切り包丁、菜切り包丁など良く家庭で使われるものから、職人が使うような出刃包丁、刺身包丁、柳刃包丁など様々です。
一般の家庭であれば料理の大半を三徳包丁1本で済ませるという方が多いかも知れません。
包丁をいざ購入しようと思っても、形状だけでなく材質や切れ味、耐久性など色々考えているとすごく迷ってしまいます。
切れ味だけで考えるとハガネ(炭素鋼)の物を勧められますが、メンテンナンスや取り扱いを考えると躊躇してしまいます。
そうやって色々迷っていく内に男なら(女性もいるかも知れませんが…)誰もが憧れるダマスカス模様の美しい包丁に行き当たるのではないでしょうか。(私もその一人でした…)
丁度100円ショップで購入した三徳包丁がヘタって来たので今度はそこそこいい包丁が欲しくなり、Amazonで探していた所、かなりお値打ち価格の包丁を発見しました。
普通ダマスカス模様の包丁は1万円以上はしますが、購入した「ISSIKI ダマスカス 三徳包丁」は目を疑う価格で販売(私の購入時は特に安かった!)されていたので、気が付いたらポチっていました。
今回はこの「ISSIKI ダマスカス 三徳包丁」のご紹介と使ってみた感想などを書いてみたいと思います。
ISSIKIの包丁とは
中国製ではあるのですが、日本ブランドとして元はアメリカで販売展開(現在は28ヵ国)している包丁のようです。
宣伝広告にも書かれていますが、米AMAZONの包丁ランキングで1位を獲得する程、評判は悪くないと感じました。
中国での製造ではありますが、日本国内で検品して販売しているという事が、私がこの包丁を選んだ理由の一つでもあります。
工場からの直接仕入れ・販売で、中間マージンを極力カットする事が低価格を実現しているらしいです。
ECモールでの活動中心なのか、日本法人のWEBサイトは分かりませんでした。(楽天市場ではネットマーケティング会社が取り扱っているようです)
ISSIKIダマスカス三徳包丁の概要
ますはこの包丁の主な特徴について説明したいと思います。
特徴
刀身が17cmと手ごろな長さで重さが約230gの三徳包丁です。
67層の金属を重ねて鍛造した美しいダマスカス模様の包丁です。(よく安い包丁でダマスカス風というシールを張ったものとは違う)
模様が綺麗というだけでなく、複数層にわたって金属を重ねる事により強度が増し、刀身の狂いが生じにくくなるそうです。
芯材(刃の部分)にはステンレスでは最上級の素材であるVG10(V金10号)を採用しています。
このVG10(V金10号)という素材は切れ味・耐久性に優れ、ステンレスですから錆びにも強い高級素材です。
他のVG10素材を使った包丁を調べてみると分かりますが、それ相応の価格がします。
持ち手部分も高級感があり、握りやすい形状をしている為、重さを感じにくいです。
また持ち手部分は水分の侵入がしにくく、刃と柄のつなぎ目に凹凸が少ないため洗うのに楽で、長持ちし易いと思います。
ややこしいですが持ち手部分はG10というガラス素材で、耐久性・耐朽性が高い素材を使用しています。
開封の儀
贈答品前提なのか外箱は水引デザインとなっていて、捨てるのがもったいないと感じる程です。
こんな感じで梱包されていました。
ダマスカス模様のアップ画像。食材をくっつきにくくするディンプル加工も施されています。(私がこの商品を選んだ一番の理由!)
刃先と刃元にガードが付いています。(この辺りも安い包丁にはないので嬉しい所です)
持ち手の形状やデザインもすごく気に入っています。
色々な食材を切ってみた
それでは色々な食材を切ってみたいと思います。
ちなみに使用しているまな板はAMAZONで購入しました。
まな板の記事は下記を参照にして下さい。
切る前の準備段階ですでに野菜を多少カットしていますが、この時点で「やばっ!これすげ~」ってなっていました。
玉ねぎを切った感想
まぁ玉ねぎすら切れないんじゃぁ包丁と呼べないかも知れませんが、取り敢えずアバウトに切ってみます。
今まで使っていた100円包丁と何が一番違うかというと、目が痛くならない(たまたまかも知れませんが…)という所です。
某実演販売者の方が言う、野菜が切られたことに気付いていないというのはこういった事なのかもしれません(笑)
もう包丁の重みだけでサクサク切れる感じです。
トマトを切った感想
次は包丁の試し切りでは定番のトマトです。
この薄くスライスした画像を見れば、説明の必要はないでしょう。
まぁ私は包丁の扱いはド素人なのでもっとうまく切れる人は沢山いると思いますが、軽く前後にスライドするだけで刃が入っていくような感じです。
ただサクサクとスライスするなら、以前ご紹介したヴィクトリノックスのトマトベジタブルナイフの方がやり易いかも知れません。(波刃の為)
人参を切った感想
これは100均包丁だといつも苦戦していました。
ISSIKIの包丁はいかに!
いあ快適の言葉以外ありません。
いつも人参を切る場合は、包丁の刃を入れた後上から包丁に手を添えて両手で切っていたのですが、もう包丁の重みでガンガン切れます。
切れる包丁はこんなに違うんだと実感しました。
茄子を切った感想
茄子を切るのに苦戦するなんてことはまずないと思いますが、一応いってみましょう。
全く問題なし!切るのが楽しぃーという感想です。
何となくいつもより切った断面がつやつやしてる感じがします。
ジャガイモを切った感想
正確にはメイクイーンです。いつも100円包丁で切ると全く取れなくなるくらい包丁に吸い付いてしまうのですが、切れ味だけでなくディンプル加工の効果はどうでしょうか。
本当に楽です。全くくっ付かないという事はないのですが、包丁からの剥がれ度合いが断然違います。
くっついてもそのまま切ってく内に勝手に剥がれてしまうイメージです。
正直いつもこのジャガイモ類を切る時、すごくストレスだったのでディンプル加工の物にして良かったと感じています。
鶏もも肉を切った感想
こちらも包丁の切れ味をみるのによく使用される食材です。
しかしごめんなさい!大口にカットされたものを買ってきてしまったので、それをさらに細かく切ってみたいと思います。
皮も何も問題なし!
画像を見て頂ければわかると思いますが、すでにカットされて小さくなった皮つき部分も、刃がスパスパ入ってカット出来てしまいました。
今まで皮部分はノコギリみたいにギコギコして切っていましたが、サクッと切れる感覚です。
本当に感動モノでした。
ISSIKIダマスカス三徳包丁の使用感
メリット・デメリットという程ではありませんが、購入してとても満足した点、ちょっと気になった点などをまとめたいと思います。
良かった点
- 67層ダマスカス模様が美しい!(ド派手ではない)
- 切れ味がすごく良い
- 持ち手のデザインもカッコよく握りやすい
- ディンプル加工でくっつきにくい
- 柄の部分も洗い易い
- 手入れが楽
もうなんと言ってもダマスカス模様がカッコいいです。(それ程ド派手に濃いデザインではありませんが)
使わずにずぅーっと眺めていたい位です。
しかも切れ味も最高です。100均包丁ばかり使ってきたので、より感動が大きいのかも知れません。
230gと一般的な三徳包丁としては重めですが、持ち手もとても握りやすい(私の手には馴染みます)ので、その重さを感じ難いです。(全体的な重量バランスが良いのかも)
100均包丁だと柄の部分の汚れを落とすのが面倒くさかったですが、一体化したような形状なのでとても洗い易いです。(見た目もかっこいい)
またステンレス製なので、洗った後タオルで軽く水気をとって保管するだけで錆びにくい所も、手入れが楽で気に入っています。
気になった点
- 少し重いので落とすと怖い
- 説明書類が添付されていない
- 綺麗なので取り扱いが気になる
100均の包丁は90gしかなかったので、それと比べるとどっしりと重量感がありますが、切る事に関しては問題ないというか、その重量を生かして切れるので逆に良いです。
ただその重さゆえに、万が一手が滑って下に落としたら、確実に足へ突き刺さりそうで怖いです。
いつもその辺りは慎重になっています。
あと贈答用に装飾された箱に入っているのに、包丁の特徴や素材・スペック、取り扱い上の注意点や問合せ先などの説明書類が何も入っていないんですよね。(私のだけ?)
もしプレゼントで貰ったとしても調べない限りどんな包丁か分からないので、もし贈答用も意識するのであればそういった説明書きは必要と感じました。
もう一点は綺麗な包丁なので、アバウトには使いづらいという所です。
まぁこれは高級な包丁になればなる程そうなるかも知れませんが、冷凍の物を切ったり、固い食材(骨など)をたたき割ったりといった使い方は、この包丁では私には出来ません。
気を遣わないで使えるという点では、100均包丁に軍配が上がるかも知れません。(すぐ切れ味悪くなるけれども…)
まとめ
使用した食材は想像出来ると思いますが、カレーにして美味しく頂きました。
今回は定番のジャワカレー(中辛)と業務スーパーで売っているカレー専門店のカレールー(ハチ食品)を混ぜて作ってみました。
包丁については、趣味程度の料理でダマスカス模様VG10なんて宝の持ち腐れと言われそうですが、見た目・切れ味・優越感という点で大変満足しています。
かっこいい包丁(切れ味も重要!)ってある意味男のロマンが詰まっているのではないでしょうか。
かつて日本の武士達が刀と馬を大事にしたように、現代でも包丁と車は男心をくすぐるアイテムだと思います。(言い過ぎかもしれませんが…)
またRPG(ロールプレイングゲーム)などやると、強力な武器や伝説の武器が手に入ると心躍るものです。(ロトの剣しかりエクスカリバーしかり)
話しがそれましたが、料理が趣味の私にとって包丁とはそんな感じです。
ただ切ったり調理したりするには、100均の包丁でも十分かと思いますが、私の様にロマンを抱いたり、料理のテンションを上げたい場合には、購入を検討してみては如何でしょうか。
しかもこのスペックの包丁としてはかなり安くで売っていたので、「大金は出したくないけど切れるカッコいい包丁が欲しい!」という方にはピッタリかと思います。
もう少し小型で取り回しが良く、切れ味重視という方は下記商品も参考にして下さい!